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ヨガと瞑想を生活に取り入れて1年。変わったこと、変わらなかったこと。

2020年5月1日。
去年、生活の中にヨガと瞑想を取り入れ始めた日だ。

当時、東京で一人暮らしをしていて、勤務先の会社は2月末から完全在宅勤務。ネットを開けば、新型コロナウイルスのニュースばかり。

緊急事態宣言が出ていて、人と会う機会もない。

この先どうなるんだろう? という不安の中、自分の健康は自分で守ろうと始めたのが瞑想とヨガだった。

それから、色んな時期を経て、気づけば1年が経った。せっかくの機会なので、この1年で感じたことを書き残しておきたい。

変わったこと①早寝早起きの習慣がついた

毎朝、6時から瞑想・呼吸法クラス、6時半からヨガクラスが始まる。毎朝6時前に起きるとなると、必然的に夜寝るのも早くなる。今は、23時就寝、6時前起床がスタンダードだ(もちろんたまに寝坊することもあるけれど)。

ヨガを始めるまでは、次の日の予定に合わせて、何時に起きれば間に合うかを計算し、ギリギリの時間にアラームをセットしていたけれど、今は毎日同じ時間の繰り返しなので、毎晩寝る前に起きる時間を考えなくていいのはとても楽。

毎日、何を着るか、この仕事をどうやって片付けるのか、など選択の連続なので、寝る時間、起きる時間が固定化されていて考えなくていい、というのは、思った以上にエネルギーの節約になっていることに最近気づいた。

変わったこと②生活にメリハリがついた

寝る時間、起きる時間を固定すると、それ以外のところで自分のやりたいこと・やるべきことを調整する必要が出てくる。友だちとの予定、家事、仕事の残りなど。

夜寝るのが遅くなると、朝起きるのが辛くなるので、23時までに布団に入る、と決めたら、寝る時間に合わせて逆算して物事を進めていく。タイムリミットがあると、ダラダラ携帯見て時間が過ぎちゃった、、、ってことが減って、空いている時間を能動的に使えるようになったのは大きな変化。

(たまに寝る前スマホがやめられなくて、まだまだ修行中ではあるけど)

変わったこと③自分の体調・感情の変化に敏感になった

瞑想やヨガ中、よく「自分の呼吸に意識を向けましょう」という言葉をかけられる。

始めた頃は、とにかく意識があちこちに飛んでいて、瞑想中は「あ、あの仕事やり残していた、洗濯物回さなきゃ」と、TODOリストで頭がいっぱいだったし、ヨガのポーズ中は「ちゃんとポーズ取れているのだろうか?私、体が硬いから恥ずかしいな」など、他者からの目線を気にしていた。

でも少しずつ続けていく中で、自分の内側に意識を向けられるようになった。

「今日は体が重いな~昨日晩ごはんガッツリ食べたからかな~」
「なんか喉が痛い、最近睡眠不足続いているからかな、、、」
「最近イライラしてるな、人に当たる前に自分の機嫌取っておこう」

など、自分の体調や気持ちを自分で観察できるようになった。自分で気づくことができると、早めに対処できるようになり、負の連鎖が続いていくということが少なくなった。

変わったこと④ありのままを受け入れられるようになった

瞑想・ヨガをやっていると、どうしても自分の内側と向き合わざるを得ない。

ある一定期間続けていれば、頭の中が忙しく動きすぎて、全然瞑想に集中できない時もあれば、体が重だるくて、布団から起き上がれない時もある。

でも、日々自分と向き合う中で、生活習慣や月の満ち欠けによって心身ともに影響を受けることを体感して、調子が悪い時でも、「まあ、そんな時期もあるよね~」と思えるようになってきた。

日常生活の中でも、体調や感情の波を察知しやすくなっていて、気づいたときには、まず、その事実を受け入れる(最近無気力になりがち、とか)、その上でできることがあれば、行動に移す(スマホ触る時間減らしてみよう、とか)ということをしている。

でも、色々意識しているけど、上手くいかない時もあるので、そのときは、「まあ、そんな日もあるよね~」で片づけて、自分を責めない、ということを大切にしている。

変わったこと⑤コントロール範囲を意識するようになった

自分の内側に意識を向けていると、自分の体調・感情に対して、自分でコントロールできる、という自信が持てるようになってくる。

ただ、その一方で、日々生活していると、人から心無いことを言われたり、嫌な人に出会ったり、大事な予定の日に天気が荒れたり、突然のハプニングに見舞われたり、と自分ではコントロールできないことも起こる。

そういうときに、今までは、「どうしてこんなにツイてないの」ってイライラすることもあったけど、ヨガと瞑想で教えてもらった、ありのままを受け入れるということを意識し始めてからは、「まあ、そんな日もあるよね~」って受け流せるようになってきた。

外側で起きることはコントロールできないけど、そのことに対して、自分がどう反応するか、は選択できる、ということが分かってから、かなり生きるのが楽になった気がする。

変わらなかったこと:どうしても感情や体調の波はやってくる

自分の体調や感情を自分でコントロールできるようになったとはいえ、それでも波はやってくる。

無気力状態が続いてヨガをサボる日もあるし、
無性にモヤモヤしてポテチをぼりぼり食べることもある

調子がいいとき、悪いとき、どちらもあるけれど、今は少し調子が悪い、って自覚できる、そして、その戻し方を知っている、それだけで前よりかなり楽になった。

ヨガの先生とかって、常に落ち着いていて穏やかで、と思っていたけれど、一年間レッスンを受けてきて思ったのは、人間として生活している以上、誰しもアップダウンはあって、ただ、そのふり幅を小さくとどめられるか、戻し方を知っているか、の違いなのかなぁと。

まとめ

ヨガと瞑想を生活に取り入れて1年の変化を振り返ってみた。1年前を思い返すと、心身ともに不調で、自分の感情も体調も自分のコントロール範囲外にあったけれど、この1年で少し自分との付き合い方が上手くなってきたように思う。

・規則正しい生活
・外側に向いていた意識を自分に向ける
・波があることを受け入れる

こんなことを学べた1年だったけれど、ヨガや瞑想に関しては、どこまでいったら習得して、終わり。ということはなく、一生涯、外側がめまぐるしく変化していく中で、自分の内側を整える術として付き合っていく気がする。

(おわり)

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