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見るだけよりやってみる。感じること。

昨日は、暑いくらいに暖かかったので、海へ向かいました。

海を見てすぐに帰ろうと思っていましたが、あまりに気持ち良かったので、肌で海を感じたくなりました。なので靴下と靴を脱いで、裸足で。砂浜を最後に感じた秋と同じ感覚が、足の指の間からすり抜けました。

裸足になって、砂浜に触れると、波に触れると、初めて、私は海を感じられる気がします。

海に来る子供と犬は、いつも生き生きとして楽しそうなんです。波をただ見ているだけの大人とは、表情が違います。それを納得する形で解説してくれたのが、養老孟司氏の、「ものがわかるということ」です。

私は「感じる」ということに貪欲で、何かを見るとすぐに素足になったり、手に触れて感触を確かめたり、嗅いでみたくなります。動物的なのかもしれません。でも本当に、これをするとしないでは、例えば「海の体験」がまるで違うんです。



海へ行くと、必ずと言っていいほど顔見知りと出逢います。

昨日も、裸足であることを笑って指摘されました。大の大人はそういうことはあまりしないようです。うちの夫も、海で靴を脱がないです。こんなに気持ちいいのに。

話しているうちに、2月の暖かい日の水が、果たして冷たいのか、温かいのか。知りたくなりました。皆さんは、どう思いますか?

いつもより荒ぶる波の方へ、足をつけてみると、、、かなり冷たかったです。

2月だから当たり前だろ!

と思うかもしれません。でも、実際にどんな冷たさだったのかは、あなたが素足にならない限り、わかりません。私がどう言葉でここで紡いだとしても、この感覚は私だけがわかる「冷たい」なのです。

見ているだけではわかりません。

実際に触れてみると、すぐわかります。

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