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セルフコンパッションコーチが自己全受容を大事にする理由

「セルフコンパッション」という言葉をよく使って、発信したりセッションでお伝えしたりするので、一部の方には「セルフコンパッションの人」という認識で通じてしまっているらしい、英会話セラピスト、ライフコーチのナッスーミです。

さて、私がどうしてそんなに口酸っぱく「セルフラブ」「セルフコンパッション」「自己全受容」のことをお話しするかというと、それは自分の経験してきたことに理由があります。

29歳でアメリカから帰国し、日本社会での暮らしが始まりました。そこでの私は自分の全てに批判的で否定的。アメリカでの暮らし方、常識、ルールしか知らない自分は日本では「ダメな存在」だと決めつけていました。「何も知らない」から周りの日本人のことをよく聞いて、なんでも従わなければ攻撃されると思ったし、非常識で日本から出ていけ!と言われるんじゃないかとビクビクしてました。ほぼ同時に子育てという未知のワールドにも入っていき、すべてのことに自信がなくなりました。

アメリカでいたからという言い訳は通じない。日本に帰ってくることを決めたんだから。子育てのことがわからないという言い訳は通じない。子供を産むことを決めたんだから。

そうやって、自分をどんどんと厳しく追い込んでいきました。自分に優しい言葉をかけるなんて、そんなことは絶対にやってはいけないと信じていました。

もっとできる。他の人はもっとやってる。頑張れない自分が悪い。知らない自分が悪い。こんな時にはこうするべきなのを知らない自分が悪い。

こうやってすべて自分を否定していくと、人はどうなると思いますか?

鬱や不安症などをはじめとした、心身症に陥っていきます。体にも心にも症状が出始めて、それでも、そんなことになっている自分が弱い。と、私はまだ自分を苦しめていました。この時期の辛さは、言葉で語れるものではありません。体はそんな厳しい現実から逃れるように、一日中に15時間以上の睡眠を求め、アレルギーがひどくなり、顔面の皮が剥がれ薄くなり、水や日光が当たるだけでも、涙が出るほどでした。反面パーフェクトな家事と子育てを義務感でやっていたために、心は常に焦りと不安でいっぱいでした。

苦しくて辛いけれどそんなことを言えないから、一番近い家族に感情をぶつけて、楽しいことが一つもなくなりました。生きていることが辛くなってしまった時に、藁をも縋る気持ちで行き着いたのが、自己啓発本や、心理、精神世界、スピリチュアルの世界でした。

キラキラしている情報や書籍はすべて読み尽くしたと言っていいほど。しかし、ハウツーをいくら教わっても、長続きしなかったり、本当に私の人生を変えてくれるようなインパクトがありませんでした。(*この玉石混交の世界で学んだことはたくさんあって、いわゆる表面的なスピリチュアルの世界や、ガツガツするだけの自己啓発のメッセージもたくさんあるけれど、その中に一握りの真実があることも学びました。これは、自分で精査して見抜いていくしかありません)

そこで出会ったのが、自己受容、セルフラブ、「まずはどんな自分でも受け入れる」というアイディアでした。いくら自分で治そうと思って本を読んだり、ワークをしても大きな変化が望めなかったので、ここから、人に頼ることを私は覚えました。自分が納得のいくカウンセラーさんを探して、その方に解きほぐしてもらうことにしました。ここで少しずつ、自分を受け入れて、愛することを学んだのです。

徐々にステップを踏んで、次にコーチングと出会い、そこからはもっと深い癒しが起こったり、そうすると自分への深い理解へと繋がり、次々に自分が本当はやりたかったことが行動として取れるようになりました。

つまり、本を読んで、ハウツーを習って目標を設定して、がむしゃらに走ってみたりしてもダメだったものが、自分を受け入れること、自分をまず満たして理解することを先にやると、うまく自分の理想とする行動までつなげることができたのです。

表面的に無理やり「こうしよう」「これからはこうなろう」と決めたとしても、人が本当に違う方向へ舵を切ったり、ましてや心があんなに疲れていた状況から向上することはなかったんだなと、今は思います。一番大切な、基本的なところを抜かしていたのです。それが、セルフコンパッションであり、そこからの真の自己理解です。



この経験から、私の今のプログラムでは、一人一人が求めるライフスタイルの実現、自己実現、現実変化を求めるのはもちろんであるけれども、大抵の方は自己全受容、セルフコンパッションがまず足りていないので、ここから応援しています。

実際、クライアントさんとお話をすると、職場の話、パートナーとの話、子育ての話、など多岐にわたるお悩みをお話ししてくださいますが、結局のところ、自信のなさ、つまり、過剰な自己不信、自己否定、自己卑下、自己批判、自分責めにそもそもの原因があることがほとんどです。

ですので、もっと自分を認めてあげること、本音に気づいていくこと、ちゃんと自分に耳を傾けて、どんな自分も受け入れていくことをメインに進めていくと、癒しが起こり、その方が理想とされるライフスタイル、生き方の方向へ自然と自分がやるべきことがわかっていき、ちゃんと行動をしていってくれています。私が少し手助けをすることで、はっと気づきがあり、「こうで良かったんだ」と納得していく様子を見ることは、コーチ、セラピストとしてとてもやりがいのある瞬間です。

あなたがもし今、悩みや問題があると感じているならば、ご自分への愛情と理解を深めることから始めてみてはどうでしょうか。そこをうまくできるコーチと一緒にやっていけば、あなたのこうなりたい!これをやりたい!という気持ちはステップを経て、かなっていく方向へと転がっていきます。

ナッスーミと詳しくお話をされたい方は、LINEの方からメッセージをください。

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【ナッスーミNatsumi】
・英会話コーチ、セラピスト、ライフコーチ。
・🇺🇸南オレゴン大コミュニケーション学科卒
・現地就職在米8年
・帰国後心身ともにダウンしたことを機に
 心の勉強やコーチングと出会う
・国際結婚15年
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