今日は彼が晩ご飯にネパール料理を食べに行っていた。写真だけ送られてきて、わたしはインドやネパールの料理が大好きだからいいなあ、なんて思ってて。

彼はわたしをからかうことが生きがいのひとつなので、おいしいお店を見つけて誘っても、なかなか一緒に行こうとは言ってくれない。わたしが一緒に行きたいと言って拗ねているのを見るのが楽しいみたい。

わたしも、「じゃあいいもん」と言えたらいいのだけど、馬鹿正直に彼のことが大好きなので、冗談でもそんなことが言えないんだ。

だから今日も、いつもと同じことを言われるだろうなと思いながらラインを送った。

「わたしも行きたい！」

「うん。今度はみどりと行こうね」

……予想外の答えでした。
ほんとにほんとに、想像もしてなかったので一瞬嬉しさでジャンプしてしまいそうになって。駅で変な動きしてたの、周りの人にバレなかっただろうか、心配。

わたしの彼はいつも、少しずるい。
ツンとデレが、本当に絶妙なのだ。ほとんどツンのくせに、たまにデレを見せる。

わたしが彼のこと大好きなのを知ってて、からかってくる。
でもわたしが毎回それに乗ってしまうのは、もちろん彼のことが大好きだからだけど、わたしのことをからかっているときに彼がとっても楽しそうに笑うからだ。あの笑顔をみると、なんでも許してしまう。彼をこんなに笑顔にできるのはわたしだけって思うと嬉しくなって、わたしまで笑顔になって。そのループが楽しくて楽しくて。

そんなわけで？
彼とネパール料理を食べる約束を見事に取り付けたので、いまからとても楽しみです！

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