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雲の話

夏と秋では、上空にできる雲の形が大きく違いますよね。

夏はモクモクと綿飴のような入道雲が
力一杯空に向かって伸びています。


それに対して秋では、空の高い位置に
サラサラとしたすじ雲やうろこ雲が
ぽつぽつと浮かんでいます。



さらに、秋は空気が澄み切っていて
とっても穏やかな水色が、空いっぱいに広がっています。

日本は四季がハッキリとしていて
日常の色んな場面で季節を感じることができます。

ですが、雲の形や空の透明度で
季節を感じる方は少ないのではないでしょうか?

意識して上を向いてみると
同じ風景ですが、まるで別の画家が描いていると思うくらい
季節によって違う表情が見えてきます。



そういえば、先日は中秋の名月でしたね。
秋は、春や夏に比べて空気が乾燥しているため
一年の中で一番月が綺麗に見えるそうです。

昔の人は、なんとなく秋の月が一番綺麗なのを知っていて
こうした行事が生まれたのでしょうね。

昔の人は、豊かな感性を持っているなあと
私はしみじみと感じます。




最近、外ですれ違う人はみなスマホの画面に夢中で
こうした感性が、少しずつ擦り減ってきているように私は思います。

豊かな自然を有して、四季のハッキリしている
こんなにも素敵な国に生まれたのですから
たまには外に目を向けてみるのはどうでしょうか?




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