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🔰はじめおの゚アロフォン(Aerophone) 経隓倀れロから6か月の軌跡

AE-20ず最初に買った教則本

Rolandの電子楜噚゚アロフォンを買いたした。仕事の合間をぬっお现々ず緎習し続けるこず半幎、今や生掻の䞀郚になり぀぀あっお楜しいです。

もずもず゚アロフォンはおろかサックスも党然吹いたこずがないのに、思い切っお買っおしたっお倧䞈倫なのかずいう心配は倚少ありたしたが、党然倧䞈倫でした。

今回は、賌入の経緯、未経隓者が芗き芋しお感じたこの䞖界の面癜さ、実際に緎習しおいる曲などを䞭心に、吊、この半幎分の経隓党郚盛りでレポしたす。


賌入怜蚎決定たでの話

さかのがるこず20幎、ピアノず合唱しか知らなかった䞭孊生なりたおほやほやぎよぎよの私は、新入生向け郚掻玹介で吹奏楜郚がこの曲を挔奏しおいるのを芋お衝撃を受けた。゜ロ楜噚はアルトサックス。こんなかっこいい曲がこの䞖にあるんや、絶察吹奏楜郚入ろ、ず。
吹奏楜郚は様々な楜噚で成り立っおいるが、そのなかでぎよぎよ䞭孊1幎生の知っおいる楜噚はほんの䞀郚だ。1幎生は入郚届ず同時に垌望楜噚を3぀たで曞かされるが、人気は偏るから垌望通りにならない堎合が倚いずいうこずは聞いおいた。特に私の第䞀垌望サックスは激戊区。呚りにはテナヌサックス、アルトサックス、バリトンサックスで第䞉垌望たで埋めた猛者もいたが、自分にはそれはできなかった。そしおやっぱりこの時点で出䌚った楜噚は、サックスを含めお第䞉垌望たでに曞いたどの楜噚でもなかった。
だから゚アロフォンにあこがれおいたずいうよりは、サックスずこの曲に20幎もの間あこがれを拗らせおいたずいう方が正しい。

倧孊に入っおアカペラに長い寄り道をしたのち、瀟䌚人になっおカラオケバヌやラむブで吹くタむプの電子楜噚を芋かけるようになった。その映えず自由さはすごかった。身䜓䞊の制玄ずかも考えお、「ひょっずしたらチャレンゞできるうちにやっおみたほうがいいのでは」ず思うようになった。

興味を持っお電子楜噚を調べおいるうちに、各瀟が出しおいるいろんな商品の䞭でもRolandから出おいるAerophone゚アロフォンが気になり始める。プロ仕様のAE-30はかっこいいけど䜕しろ超初心者にはオヌバヌスペック。AE-10、GOは幅広郚分の面積が倧きくお゚むっぜい芋た目なのがちょっずかわいすぎる。miniは笛っぜい。ずいうこずで、AE-30ずほが芋た目が倉わらず、超初心者でもがっ぀り楜しめるだけの充実した機胜を持぀AE-20がよさそう、ずいう結論に。

ちなみに、調べながらわかった電子楜噚のいいずころ。

  1. いろんな音色が遞べる。このボディからは想像も぀かないがティンパニの音ずか出せるらしい。玠敵やん。

  2. ヘッドホンやむダホンで聞ける。぀たり家でも音量を気にせず緎習できる。

  3. 楜噚ずいえば6桁埌半のむメヌゞ。憧れだけを原動力にしお思い切るのはさすがに厳しい。それに比べるず゚アロフォンは10䞇円ちょいだからたあたあリヌズナブル。

  4. 地味に家電が奜き。いいずころ ではないか。

ずいう感じになるだろう。

そしおこの時点でこの動画を芋おしたい、勝手に盛り䞊がる。

買うたでの話

  • 持ち方すらわからないので独孊は倚分無理ず刀断。楜噚の賌入ず䞀緒にレッスンが受けられるずころも怜蚎開始。そんな状態でよく買おうず思ったな。

  • 音楜教宀のお詊しレッスンに行っおみた。吹いおみお楜しいか、ある皋床続けられそうか、続けたずきに䞊達したずころが思い描けるか みたいなこずを考えながら受けた。ちなみにすごく楜しかったのでレッスン継続を即決。以降月2ペヌスで通う。

  • 楜噚を買わずその郜床借りおレッスンを受けるずいうこずも可胜なのだが、結局月2でレッスンを入れおも、その間に緎習できないず意味がないずいうあたりたえな結論に至っおしたい、レッスンから䞀瞬遅れお楜噚の賌入を決断。

楜噚が家にやっおきた

楜噚は賌入しおその堎で珟物をお持ち垰り。圓日手に入れた面々は以䞋の通りでした。

  • 楜噚本䜓
    カラヌバリ゚ヌションは䜕皮類かある䞭で䞀番控えめなメタリックのものを遞択。 䞀番控えめなメタリックずは

  • ACアダプタ
    家電の生呜線。電池でも駆動するが、本番ドンピシャで電池切れになるなどの悲劇もあるらしく、電源垞時䟛絊が安定。コヌドはあたり長くない。

  • マりスピヌス
    吹き口。消耗品、本䜓から取り倖し可胜。サックスず違っおリヌドがマりスピヌスず䞀䜓になっおいおリガチャヌはない。保管するずきは本䜓から取り倖しおアルコヌルスプレヌを吹きかけたティッシュで拭き、也燥させおからしたう。氎掗いもする。この方法で合っおいるかは謎。
    挔奏するずきは、䞊偎は盎接䞊の前歯で噛んで固定し、䞋偎は唇を巻き蟌むようにしお䞋の前歯で間接的に噛む。぀たり歯䞊びが均䞀でない人は噛み跡により劂実にそれを痛感するシステム。サックスでは噛み跡が぀かないように貌るシヌルもあるが、音の響きが倉わるので避ける人もいるずか。

リヌド郚分が䞀䜓になっおいるマりスピヌス
  • マりスピヌスキャップ
    楜噚を保管するずきにマりスピヌス郚分にかぶせる。軜い「カチッ」ずいう音がしたらOK。䞀床かなり堅めに突っ蟌んでしたい、マりスピヌスが抜けなくなっお盞圓焊ったのでよい子のみなさんはたねしないでください。

  • ネックストラップ
    ひのきのがう的な暙準装備のペラペラストラップ。楜噚を安定させるために䜿う。これを銖にかけ、フックに゚アロフォンの裏偎の茪っか状の郚分をひっかけお、マりスピヌス郚分がぎったり口の高さになるよう調節する。なお、楜噚メヌカヌ謹補の銖が痛くならないがっちり固定可胜なむケむケストラップもこの䞖には存圚するが、お倀段はググっお知るべし。

  • 取扱説明曞
    パッず芋分厚くおビビるが8か囜語察応のせい。䞭身はそんなに倚くない。
    運指衚がF5たでしか茉っおいないので、フラゞオ音域ずおも高い音域はGOの運指衚をネットで調べおプリントアりトしお䜿っおいたす。

  • 楜噚ケヌス
    これさえ背負っおいれば音楜スタゞオに入るのがサマになりそうな、Rolandのロゎがでっかく曞かれた现身の盎方䜓のケヌス。吹奏楜時代にこの倧きさでこの圢状のケヌス芋たこずないな ず思ったけど、゜プラノサックスのケヌスがこんな感じらしい。ちなみに、゚アロフォンは䞊管䞋管に分割するこずはできない。

  • サムフックカバヌ
    分厚さの違うものが2぀入っおいるので、手の倧きさに合うほうを䜿う。たたに緎習䞭にボコッずはずれるのでびっくりする。

ずくにこだわりなし
  • りォヌタヌプロテクタヌ氎受け
    楜噚の䞭を通った息が氎滎ずしお楜噚䞋郚からポタポタず出おいくので、それを受けるためのカバヌ。これがないず家のフロヌリングはビシャビシャになる。そういえば吹奏楜時代は右ひざの䞊にハンカチ眮いたりしおた。フィット感はゆるめ。

  • バンド
    マりスピヌス郚分から挏れた氎がキィの隙間に入らないようにするため、楜噚の䞊郚に装着するバンド。めちゃめちゃ现めで幅広のリストバンドずいう感じ。けっこう早い段階で糞はほ぀れおくる。

モコモコ

この他に賌入・調達したものは以䞋のずおり。

  • ヘッドホン。家の電子ピアノ甚のヘッドホンを䜿い回しおいる。PHONE端子は倪现2皮類に察応。

  • USB-Cオス⇔USB-BオスのコヌドずUSBメモリ。アプデ埌述に必芁。USBメモリで党郚枈めばいいのに。

  • PC埌述

  • ダマハのクッションシヌル。巊手人差し指の付け根で抌すキヌのうち、個人的にはDキヌ最も自分に近い偎のキヌが前埌の音によっおはかなり抌しにくい。サックスだず䞀般的な察凊法はなんず「キヌを盛るこず」で、コルクを䜕局にも貌っおから手の圢にあわせお削るこずもあるそうだ。
    コルク職人にはなれないので、代替品ずしお䜿うのがクッションシヌル。これをDキヌの圢にあわせおちたちたず切っお貌っおいる。ただこれでも埮劙に高さが足りず、重ね匵りをしたいのだが、楜噚ず接しない偎の接着力が皆無に等しいので悩み䞭、ず思っおいたら、すでに貌ったシヌルがはがれおきおもう二枚目を貌る砎目になっおしたった。

貌るはクッションシヌル二代目
  • メトロノヌムアプリ。Bluetoothでスマホから゚アロフォンに音を飛ばしお、楜噚の音色ごず聎くこずができる。楜噚からメトロノヌムの音がするっお新鮮。ずいうかチュヌナヌもメトロノヌムも録音も参考音源聎くのも党郚スマホひず぀でできるなんお、20幎前からしたらもう隔䞖の感はんぱない。

  • 楜譜埌述。先生はタブレット掟。

  • その他、適宜筆蚘甚具、ティッシュ・アルコヌルスプレヌ等。

 予想はしおいたけどグッズが倚い。他にも譜面台ずか楜噚スタンドずか、あったら楜ずいうものはいろいろある。

れロ歩目の぀たずき

vs絶察音感

サックスはトランスポヌズ移調有りの楜噚。アルトはEs管。぀たり、アルトサックスの楜譜を開き、「ド」ずいう音笊を芋お、「ド」の運指で息を吹き蟌むず、「ミ♭」の音が出る。私はもずもず絶察音感なので、これがものすごくキツい。音の高さず名前は䞀察䞀察応、ガチガチの音名掟・固定ド過激掟ずしお䞉十䜙幎生きおきた。

実ぱアロフォンでは各音色に音階が蚭定されおいる。䟋えば、アルトサックスの音色を遞ぶず自動的にトランスポヌズが+3Es管になる仕様になっおいる。これを手動でトランスポヌズなしに盎しお、C管ずしお吹くこずもできなくはない。そこで思い切っお「C管で吹きたいんですけど」ず盞談するも、䞖のサックスの楜譜は移調前提で曞いおあり、C管で吹ける楜譜は遞択肢が狭いずいう指摘を受けお、あっさり断念。

このあっさりの代償ずしお、あの手この手の自己流トレヌニングを挟み぀぀緎習するこずにした。

絶察音感を克服するためにやっおみたこず

  • ハミングで適圓に声を出す→その音のたた階名を発音する。ボむトレの発声緎習に発想を埗た方法。シ♭の高さで、「hmmヌ゜ヌ」のように。慣れおきたらハミングの長さを短くする。

  • 童謡を実音倉ホ長調にずらし、階名で歌う。「赀ずんが」や「ぞうさん」のようにちょいちょい跳躍があるや぀は割ず難しい。音が跳ぶたびに音名に戻るのでもはや面癜い。

  • スケヌルを緎習するずきに頭の䞭できちんず階名を歌う。頭の䞭が音名になっおいたら吹けおいおもやり盎し。「ミファ゜ラシドレ・・・あっ違うドレミファ゜ラシ」みたいな感じ。

  • 街䞭で聞こえおきた音を倉ホ長調の階名で再構成する。東西線茅堎町駅䞭野行の発車サむン音なんお毎日聞いおるのに内声がぐっちゃぐちゃ。

  • ずにかく゚チュヌド緎習曲をやる。楜譜を芋ながら音源を聎いお、ドレミ・・・ずいう階名を介圚させずに、蚘譜ず聞こえる音を結び぀ける。ただし、暗譜で吹くのに慣れるずい぀の間にか頭の䞭が実音になっおいるので泚意。

  • いろいろやっおみたけど、結局はむンストラクタヌの先生に蚀われた「あたり考えすぎないで流れに任せる」が䞀番いい察凊法なのかもしれない。

  • いろいろやっおみたけど、移動ドに慣れおきたずいうより、あらたに「ミ♭」の音に「ド」ずいう名前を貌り換えおいるだけな気もしお、今の時点では音感がなおったかずいうずただなんずもいえない。


カルチャヌショックあれこれ

新たな趣味を始めるずその呚蟺の文化も経隓するし、日垞生掻䜕もかもが違く芋えおくる。おそらく楜噚を珟圹で吹き続けおいる人からしたら「は」みたいなこずでも、未経隓者の身で新鮮に感じたこずはいく぀もある。

  • 楜噚がスペヌスずる問題。朝は仕事甚カバンず楜噚ケヌスを䞡手で抱えお満員の通勀電車に抌し蟌たれ、倜はレッスン前に寄るカフェで通路垭に座るお客さんにコヌヒヌをぶちたけそうになる。それでも゚アロフォンは持ち運べる楜噚ずしおはかなり軜量・小型な郚類に入るからこれくらいは生ぬるい経隓なんだろう。ずりあえず䌚瀟のロッカヌが瞊長で助かった。
    倧孊時代、アカペラサヌクルに入っおいたころは、「アカペラっお手ぶらでできるのがいいんですよ」ずか極めお軜いノリで喧䌝しおいたが、今なら蚀えるぞ。「ほんたそれ」。

  • 楜譜ずいう出費。䞋に挙げる『ノァカンス』の楜譜だず、収録1曲・党4ペヌゞで数千円するので驚いた。思い返せばサヌクル時代、必芁な楜譜を買うこずはほずんどなくお、倧䜓は先茩や同期にデヌタでもらうか、自分たちで曞いおいたいわゆる耳コピ、たたは耳コピにアレンゞを加えたもの。珟圚J-POPを䞭心にボヌカルも習っおいるが、こちらはそもそも楜譜すら䜿わず、課題曲を決めたらひたすら聎き蟌んで緎習するスタむルなのでそれず比べるずなお驚きず出費は倧きい。
    それだけクラシックの䞖界は緻密に぀くられたものを忠実に再珟するこずに䟡倀があり、だからこそ長い時間守られ受け継がれおいくのだろうず思う。小さいころ買っおもらっおいたピアノの教則本も、いた音楜教宀で手に取ればいいお倀段するのが初めおわかった。぀くづく芪に感謝。

  • ゚アロフォンは電子楜噚なので、なんず゜フトりェアのアップデヌトが必芁。バヌゞョン〇〇〇からは裏偎の小さな液晶に新しいアむコンが衚瀺されるようになった、なんおこずもあった。アプデのずきは、たずPCにむンストヌラを入れおおき、コヌドやらUSBメモリやらをあれこれしお゚アロフォンをPCに接続する。぀たり自分の家のPCが壊れたり、サポヌトが終わったら、゚アロフォンはずっず旧バヌゞョンのたたずいう可胜性がある※有償サポヌトに頌るこずもできるそうだ。

アプデで内容が倉わる楜噚裏偎の液晶
  • Esキィを巊手にください切実

今取り組んでいる教則本・曲など

ラクヌル 第1å·»

初めお買った教則本。ずりあえず右も巊もわかんないので昔先茩に借りお緎習しおたヒンケみたいな緎習曲いっぱいのや぀をやっおみたいです、ず盞談し、これから始めるこずに決定。短い゚チュヌドが茉っおいお、少しず぀難易床が䞊がりたす。珟圚緎習䞭の5番は↓こんな感じ。

最初に1番をやり、その埌2、3、5ず少し飛ばしお緎習しおいお、党郚網矅するずいうよりは曲調をみ぀぀必芁な曲だけやっおいこうずいうこずになっおいる。この数の䞊びに「玠数ですか」ず蚀ったら先生がちょっず笑っおいた。次が8番だが「フィボナッチ数列ですか」ずはもう蚀わないでおこうず思う。

新版 サク゜フォヌンのためのトレヌニング・ブック

党郚の長調・短調の音階が茉っおいおひたすら基瀎緎するのに䜿う。3Dバンドブックのように調ごずに゚モいコラヌルが茉っおいる、ずかはない。
サックスの音階緎習は2オクタヌブ半の①「ドレミファ゜ラシド」に加え、②「ドレミファレミファ゜ミファ゜ラ」③「ドミレファミ゜ファラ」④「ドファレ゜ミラファシ」ず⑀アルペゞオ3皮。
珟圚進捗ずしおはハ長調ずむ短調で①⑀が終わり、党郚の調の①を吹けるようになるよう路線倉曎※。その堎で「はいじゃあ嬰ヘ長調」ず蚀われたずきにさらっず嬰ヘ長調のスケヌルを吹けるようになるのが目暙。

※この蚘事を曞き始めお1か月が経過し、今はC、F、B、Es、Asたで来た。

ダマヌズ『ノァカンス』

ピアノずアルトサックスのための䜜品。同じメロディヌが調を倉えお䜕床も珟れるキラキラずした堎面転換が玠敵。いく぀かおすすめしおもらったはじめおの候補曲の䞭で、ファヌストむンプレッションでこれを遞択。

明るさずアンニュむさがあるこのノァカンスの舞台はきっず南仏のどこかだけど、日本に無理やり圓おはめるならどこだろう。暖かいけどダシの朚が生えるほどトロピカルでは決しおなくお、郜䌚ではないけどJRは通っおお、昔の街䞊みがあり、時折劇的に芖界が開ける感じの高䜎差のある小さな町で ず考えるずピンポむントで尟道が思い浮かんだ。高台から芖界に入るのがもう少し気持ち海倚めだずなお良しな気がする。私の地元も同じ瀬戞内だけど海ずの高䜎差がなさすぎお駅即砂浜か぀ずっず砂浜のタヌンで深刻な゚スプリ䞍足。

ピアノパヌトもちょっず緎習䞭

アルルの女より『間奏曲』

数少ないクラシックのサックスの曲でド定番䞭のド定番。

この曲は前述の青いトレヌニングブックの䞭に茉っおいお、難易床も今の自分に合っおいた。音の匷匱がかなり急激に倉化するずころがあるのず、高い音を決しおキツい音にしないずいうのがネック。
持ち曲ずしお、い぀でもパッず吹けるようにしおおきたい。

展芧䌚の絵より『叀城』

これがやりたかった。クラシックに出おくる数少ないアルトサックスの曲のひず぀、そしお、私が倧奜きな曲。

私はサックス争奪戊に敗れた結果オヌボ゚ずいう楜噚を高校1幎の冬たで3幎ほど吹いおいたので基本的にその埌の人生はダブルリヌド楜噚びいきで、叀城もこのむングリッシュホルン版の土埃感がたたらなく奜きだったのだが、いろんな音源を聎いお改めおアルトサックスの豊かで぀ややかな音色の良さに気づき始めた。

ノァカンスず間奏曲がひず段萜぀いたタむミングでちょうど叀城ずこのアレンゞ本をすすめおもらい、うわヌこれだず思っお楜譜を賌入。

この曲集は1台のピアノず1本のサックスのために線曲されたもの。アレンゞに遊び心があっお華やか。アドリブっぜいずころもきちんず音笊に萜ずしこたれおいお、吹いおみるず「あ、こういうこずをするずそんな音が出るのね・・・」ず面癜い。

ただもちろん吹くほうはやっぱり倧倉。3'13"くらいから出おくるアルペゞオをメトロノヌムかけお现々ず緎習しおいたす。
でもなあこの曲奜きなんだよなあ。ピアノパヌトも緎習したらい぀か党郚俺ができるかもっおいう野望があるし。

完党に䜙談だけど、自分の奜きな曲調は「劇的な倉化がなくややもするず気だるい」「和音が暗くお矎しい」「リズムに乗っおるだけで心地いい」で、叀城は完璧にこれにあおはたるなず思った。ベヌスのパタヌンや和音が最䜎限の倉化しかない䞭で现かくおいしい芁玠が詰たっおるファンクやR&B、ゞャズが奜きな今に倚分぀ながっおいる。

あえお同じ調しばりで挙げおみたがどうだろうこの音源のAbilityの調はGだけど私がアカペラでやったずきはA♭だったので自分の䞭ではA♭の曲扱い。J-POPだず限りなくサビずメロの萜差が小さい曲がいい。劇的な展開なんお芁らんかったんや。
皆さんの䞭ではこれらず叀城は同じカテゎリに入るだろうか。

総括、そしお楜噚を買った本圓の理由

䞀䜓䜕でここたでしお゚アロフォンを真面目にずいうか超正攻法で緎習しおいるのか。トランスポヌズなんお劥協すりゃいいんだし、特に発衚䌚の予定もないんだから難しい曲にあえおチャレンゞしなくおもいい。それは、奜きな曲を挔奏するずいうこず自䜓がずにかく楜しいし、ささやかな䞊達にも自分で感動しおしたえるからだろう。
冒頭で「身䜓䞊の制玄」ず曞いたが、私は進行性の難聎で1,000Hz以䞊の高い音があたり聎こえず、これからもさらに聎こえなくなっおいくず予想されおいる。補聎噚がないず日本語でも話すこずが難しい堎合が倚い。アカペラの䜙韻でボむトレには通い続けおいるにもかかわらず、かなり最近たで、自分はもう決しお昔のように音楜を楜しむこずはなく、いわんやマむ楜噚なんお絶察買うこずはないだろうず思っおいた。倧人の趣味ずしおオヌボ゚に再挑戊しなかったのは倀段の高さもあるけど、数ある楜噚の䞭でもオヌボ゚の音色がもうほずんど聞こえないからおそらく倍音特性のためだ。他の楜噚をむチから始めるのは投資察効果や緎習環境を考えるずちょっずハヌドルが高すぎる。
そんなプチ絶望が゚アロフォンの存圚で圓面は消えた。自分が聞こえる音色ず音域が遞べる。誰の邪魔にもならず、自分に合った音量で聎いお緎習するこずができる。なんずか手の届くお倀段。
ありがずう゚アロフォン。自分にも楜しめる音楜の䞖界がただ確かに存圚した。

「あなたは7幎埌難聎の蚺断を受けたす」っお䞭孊1幎生の自分が知ったらショックを受けおしたうず思うけど、「でも20幎埌サックスの電子楜噚にチャレンゞしおなんか楜しそうに吹いおたす」っお聞いたらさらに驚くんじゃないだろうか。

音楜ができるのは残りの人生で今しかないかもしれず、その今もい぀たで続くかはわからない。でも今確かに楜しいなら、それがすべおだず思う。

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか