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「パワー」 ナオミ・オルダーマン著

まだ、読み終えてないですが…。
今回はこの作品です。
一位と関係ないですが、
ふと子供の絵本を探しに図書館へ寄った時に見つけた本です。

ビルゲイツが、何年か前にお勧めしてた本。
僕の中では、この人が勧める本にハズレなしNo.1なもので、慌てて借りました。
まだ読み終えてないですが、面白いです。
どうなっていくのやら。

   〜〜個人的な見どころ〜〜
 ①歴史書?
ある程度、ストーリーは知っていまして。
女性全体が、電撃を操る能力をなぜか身につけて、男社会に反旗を翻すってお話です。

本の中に、何千年も前の武器ですとか、発掘された遺物とか紹介されていて。
それが女性が支配者になってからのことなのか、昔は女性はその能力を持っていて、それが隔世遺伝的に復活したって主張をしたいのか、イマイチわからないですが…。

読んでいけばわかるのかな。

本の序章にも、かなり昔、男が権力持ってた時代がある的な事も書かれてて。
色々意味深な形になっています。


 ②一斉に広がる
「幼年期の終わり」みたいに、人間にある遺伝的な異変が起きると、一斉に拡がっていく感じで書かれています。

進化論とかだと、生物は途方もなく長い年月をかけて淘汰されながら、進化していくみたいな内容だったかと思うんですが。
一方で、人類は何万年か前にいきなり出てきて、いきなり拡がったって話もよく聞きます。
人間は元々人間だった的な。

大昔、ネアンデルタール→ホモ・サピエンスみたいな形で進化したってのを学校で習った気もします。
今ではネアンデルタールとホモ・サピエンスは別で、同時代に存在し、争ってたり交配してたのが定説になってますよね。

ホモ・サピエンスは昔からホモ・サピエンスだったって話で。
その辺り、ホモ・サピエンスに遺伝の異変が一斉に起こったりしたんですかね?
こういう謎にロマンを感じます。


 ③世界征服の方法
もし、自分に何か凄い力が備わったらどうする?
みたいな妄想。
これをリアルに描いていってるのかなと。

凄い力を身につけたからといって、使いこなせるわけではなかったり、誰かを攻撃して溜飲を下げるにとどまったり、力を錬成していったり…。

で。ある登場人物が、明らかに世界征服目論んでるな?ってなってまして。
彼女の世界征服、無事に達成できるのかな?って今、気になってます。
早く続きが読みたいですわ。


    〜〜まとめ、雑記〜〜
③についてのあれこれ。
力を得て、気づいた女性たちはどうするか。途中経過ではありますが。
何人かは頭角をあらわしていきます。

この本が追ってるのは、
国を乗っ取る女性。
マフィアのボスになる女性。
カルトの教祖になる女性。
大国の州知事になる女性。
次点として、ジャーナリストになってる男性。

よく考えると、宗教、権力、金、名声、裏社会。
世の中を動かすのって、男性だろうが女性だろうが、キーポイントはこの辺り。
ゆって世の中に必要不可欠なのもこの辺りなんだなと。

納得しながらも釈然としない思いを抱きました。
新しい勢力の既存の世界の征服の進め方としても参考になるかも。

絶対にそうは上手くいかんやろし、狙ってるわけでもない事だらけではありますが、攻略法としては正しいですから。

さて。今のところ、女性が新しい力を使って、男性支配から奪取って感じなんです。
言ってみれば、支配が置き換わるだけっちゃだけなんですよね。
こっから女性特有の何かで、男性支配とは別の支配の仕方があるのかどうか?
そこが楽しみです。


あと、少しゾッとしたのが、女性が強くなると、男は優秀な遺伝子を持つ者1人いればいいってなる!!大半の、いやほとんどの男は用済み!!
って危機感を男が抱いておりました。
なるほど。なんとなく納得。
ライオンの論理だなーって感じながら。

納得して、ゾッとはしましたが、そうはならんやろとは思いますけど。

それはともかく。
今週は子供が高熱を出し、あたふたしております…。

では。また。

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