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[緊急]東京大学法科大学院による魂のジェノサイドに対する抗議声明

 京阪神予備試験同盟代表、納豆です。本日、かの有名な東京大学法科大学院(通称東大ロー)が非人道的な魂のジェノサイドを行い、現代日本の高学歴版バルカン半島こと司法試験・予備試験・ロー入試界隈が阿鼻叫喚しております。一体この日本はどうなってしまうのか。大量の虐ロンダを生み出した血の惨劇をご覧あれ。

東京大学法科大学院大量足切りジェノサイド事件

 ことの発端は本日11月2日に発表された東大ロー入試の一次足切り審査である。この足切りは例年なら東大生なら障壁にすらならない便宜的な人数合わせと言われており、出せばとりあえず東大を受けられるレベルだった。しかし今年から5年一貫型入試が導入され、かつての常識が通用しなくなった。つまり簡単に言うとGPAが高い成績を取れない東大生は東大ローを受験する資格すら得られないのである。日本の大学入試制度がペーパー試験一発型から指定校推薦・面接重視型に転換しつつあることは皆さん御存知の通りだと思うが、その余波は当然ながらロー入試にも波及している。
 そもそも、東京大学という大学は他大学に比べ当然ながら授業の難易度は高い。そして教授のレベルも高ければ生徒のレベルも高い、東大生は進振りという競争を行うがこれに応じて優三割規定という簡単に言えばGPAが高く出にくいように東大側が成績の上限値を振り分けられる人数を予め制限したルールが存在する。これにより東大内で高い基本平均点およびGPAは相対評価である以上難易度は高い。加えて、東大法学部志望の多い文一は進振りをそれほど頑張らなくても順当に勉強していれば問題なく東大法学部に入ることが出来る。文一に入学した東大生たちはかつて夢見た文系最高峰東京大学法学部の栄冠を求め大学一二年を謳歌する。
 しかし、ここで問題が発生する。当然ながら東大では高いGPAを取ることは難しい。それに加えて、文一勢はそもそも普通にしていれば法学部に進学できるのでGPAを特段高く維持しようとするモチベーションが湧くこともない。そうなると東大内では成績が普通の状態で法学部へ進学することになり、ロー入試で人生が終了してしまうのである。今回の足切り大虐殺はおそらくこの層の東大生が惨殺された。
 ロー入試ではGPAが足切りに用いられるというのは先述したとおりだが、それなら一体誰が東大ロー足切りを突破できるのか。それは、MARCHなどの周りのレベルが低く、定期試験で判例六法が持ち込みオッケーだったり、試験問題が穴埋めしかないような大学に進学しそこでガリ勉することでGPAをカンストさせて東大を受けるという地獄が形成された。つまりはGPA美人のみが大学院でまともな場所に進学できる権利を有する真の階級固定社会が本日完成したのである。

法学と一発逆転

 言うまでもなく、司法試験というのは古今東西の高学歴無キャ人生狩猟税を救済してきた。ペーパー試験一発逆転でそれまでの人生の穢を浄化したいという純粋な向上心をもとに東大に入った学生は多いだろう。しかしそんな文化は終了した。今の時代にはGPAが高い値を叩き出せない東京大学に進学するよりもMARCHや関関同立などの低学歴大学に進学して、そこでなろう系異世界転生みたいにGPA無双した状態でロー入試を受けることが「正義」になってしまったのでる。こんなことなら最初からバカしかいない大学で三年時卒業を目指してガリ勉していたほうがまともな人生を歩めただろう。大学受験に死力を賭けたその先に待っているのは逆ロンダという魂のジェノサイドである。

コロナ禍の影響

 東大とMARCHの大きな違いはコロナ禍における試験であろう。今大学四年生の我々は大半が2020年入学で緊急事態宣言が発令された影響で完全に人との出会いやコネクションを封じられた悪魔の世代。第二の氷河期と言ってもいいだろう。このような状況でも、やはり日本の最高学府東京大学はオンライン試験を行うにもカメラで手元を映すなど不正防止策を徹底したり対面で筆記試験を行った。一方でMARCHや関関同立の学生は定期試験でライン通話をつなぎながら集団で不正をしたり、アンケートをポチポチ押すだけの授業やDEEPLで適当に作った怪文書を小レポートとして提出する授業でGPAを獲得している。いくら地頭の良い東大生といえども、チーターには勝てないだろう。加えて法曹を目指すような学生は無キャが多く、友人も少ない。仮に東大で不正ができたとしても談合する友人など存在しないから結局みんな正々堂々と試験に望み、成績を取ったという過去がある。このような1.2年を乗り越えアフターコロナに差し掛かった現在、東大生たちをかつての負債が襲う。

魂の格というサンクコスト

 東大生の大半は実は東大ロー以外を出願しない。これはなぜかというと灯台まで行くと通えるロースクールは基本的に東大ローしか存在しないからだ。もちろん全員が全員東大ローに行けるわけではないので中には早慶や一橋のロースクールを出願するものもいるが、東大生でもこの辺の大学院は落ちることもある。何故なら昨今ロースクールがかつてないほど加熱しているからである。将来への安定性という観点から高学歴の間では安全志向、資格振興が再興しており、現在の法学部界隈では弁護士という極楽浄土を目指した一種の共同幻想が熱気を帯びて勢いを増している。そんな中でも東大生たちは己の18歳までの命の結晶である東京大学法学部という魂の格を維持するために予備試験を受験したり、東大ローへ特攻をするのだ。そんな彼らの積み上げてきたものを踏みにじって私立文系を優先的に入学させようとする東京大学を私は厳しく非難したい。東京大学には同胞に不利な制度設計を行って魂の殺人を行うというナチスドイツさながらの悪行を行わず、杉原千畝のように迷える東大生たちに東大ローへのパスポートを発行してほしい。また、日本で一番優秀な東大生たちが東大の院に進学できないのは明らかに国益に反する。税金で運営されている国立大学、それも最高学府の東京大学にMARCHのGPA美人それもセンター試験8割もないような暗記だけのホンモノを入学させるのは一国民としてどうなのかと思う。

ゆとり世代を許さない

 もう一つ、このようなジェノサイドを導いた害悪がいる。それは我々が2020年に大学へ入学した際に当時院生をやってたゆとり世代のOBである。我々は大学入学当時、学部時代は遊んでローから「本気」出せばいいし、法科大学院は3ヶ月で受かるとよく言われた。実際先輩方の時代はそうだったのだろうし2017年あたりの法科大学院の倍率は今ほど高くもない。東大法学部や京大法学部のみならず、早慶法学部でもこのようなキョロ充による楽観的な堕落信仰というカルト宗教が蔓延しており、コロナ禍に他者との現実的な比較や情報収集を行えなかった地方出身の東大生や都内出身でも高学歴の世界を知らない東大入学者たちはGPAに重きを置くことはなかった。
 一方で、早慶やMARCHなどの私立文系では内部進学者を中心に既存のコミュニティが存在していた。そこでは当たり前のように親が弁護士だったり兄弟が弁護士の学生がポンポンいて、外部生がコミュニティを形成できない間にも既存のコミュニティを駆使してチートしていたのだ。外部と内部の格差の広がりがやばいと言われる所以もこれが起因しているだろう。
 今や上記のようなカルト宗教は片鱗すらツイッターに残っておらず、騙された地方出身東大生のため息と嘘をついた上の世代への恨みだけが募っている。

無キャたちはどう生きるか

 このような不平等、不公平、もはや正義も存在せず生まれながらにして法曹関係者や内部進学においてコネを持つ人間だけがロースクールに合格する地獄の時代、GPAを高く維持するのは必要条件として、法律の道を撤退して就活するものもいるだろう。しかし考えてみてほしい。
果たして、図書館と実家の子供部屋を往復して論証集を読んでいただけのガチピエロにJTCは門戸を開くだろうか。いや開かない。
ロー入試と同様、民間就活も今やインフレしており、コミュニケーション能力はもちろんのこと、サークルやバイト部活などでのガクチカでは太刀打ちできず留学や起業などの飛び道具で空中戦を行う戦争が起きている。加えて法律だめだったやつが逃げる先として公認会計士も考えられるが2021年以降コロナ理論で公認会計士も急速なインフレを果たしておりサクッと受かることは難しい試験に化けている。ロー入試対策に再度留年して挑戦することや公務員になり仮面予備試験受験生として働きながら臥薪嘗胆することも考えられるが、やはりマルチタスク能力や勉強時間の確保など難しい面は多い。学歴以外の責任財産を有さない高学歴無キャの「希少価値」がここ数十年のうちで類を見ないほど希釈されている。司法試験に仮に受かっても行き着く先はブラック事務所での奴隷労働か涙ぐましい個人事業主か。かつて人生一発逆転と言われた司法試験は、いまや持つべきものの安定した利確先に成り下がった。

ロー入試のインフレはどこまで波及するか

 今年から東大生による早慶ロースクール受験が目立つようになってきた。予備試験人気に伴ってロー入試人気もインフレし、その派生で滑り止めの難易度も著しく上がっている。一昔前なら怪文書書いたり名前さえ書けば受かったようなロースクールでも受験戦争の加熱で簡単には受からない時代がやってきた。学部が高学歴であればあるほど、ロー入試ではGPAが出にくいため不利となるので、弁護士を志して高学歴を目指すという純粋な経歴の進歩よりも、周りバカしかいない環境でGPA無双するほうが経済的合理性がある優秀な手段となり、実際MARCHなどでも在学中受験が可能となっている。高学歴には高学歴なりの、質のいいコミュニティや人脈形成が可能だろうとは言うがMARCH内部早慶内部には逆立ちしても敵わないし、そもそも方学歴無キャピエロたちに人脈は存在しないのだ。
 来年以降仮に早慶や中央、一橋などの有名なロースクールを東大生が兵器で受けだすようになると、その難易度上昇は図りしてないものになる。もしかしたら関西圏出身の東大生が地元の旧帝大にリターンしたりその逃げた先でもインフレにより蹴り返されて日本全国に居場所がないという恐ろしい自体も発生するかもしれない。
 今やロー入試はサピックス中学受験並の熱を帯びている。それも当たり前だ。予備試験やロー入試を受ける人は東大や京大早慶、旧帝、一橋などそもそものライバルの質がかつてのどの受験よりも高い。既に受験戦争を乗り切ったバーサーカー達による論証暗記バトルロワイヤルが展開されているのだ。B1から対策するのは当たり前で、早い人は高校時代から予備校に入ったり弁護士の親や付属校にやってくる実務家教員に指導され司法試験の対策をしている。このような人間たちに対して18歳まで数学やシスタンを回していただけの外部高学歴が「勝てる」のだろうか。当然ながら大学入学後に情報収集に徹して遅くとも2年生から予備試験合格を目指し過集中しないと彼ら「持つべきもの」に人生のステージで追いつくことは一生敵わない。そんな恐ろしき低年齢化、早期対策すればするほどよい時代が訪れている。幼稚園の頃から論証集を読み聞かせる英才教育の到来も近いだろう。もはや単純な高学歴はそれだけでは「武器」たり得ないのだ。

この地獄は序章に過ぎない

 一次試験で盛り上がっているが、ロー入試には当たり前だが足切りのその先がある。本試験である。ここで例年通りなら300人ほどが虐殺される予定であり、路頭に迷ったゲチピエロが大量に子供部屋に差し戻される。進学先の大学にはかつて冷笑した私文が溢れ、もちろん指定校推薦もいるだろう。同じ本郷キャンパスで学んだ友人には「終わった人」として蔑まれ冷ややかな目で憐れみを受けるだろう。最終学歴を奪われ、魂の格を失い、無敵になった彼らは日本社会に残された課題であろう。勝ち組のゴールポストを奪われた悲しき東大生たちの戦いは続く。

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