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大阪は粉もん食うところ

私は非常に根に持つタイプである。

どのくらい根に持つかというと、中学生のときに調子こいて机を蹴飛ばしてきた「竹藪の中のバラック小屋に住んでいる父子家庭の小山君」に未だに「てめえの家に藪ごと火つけんぞ」と思っているくらい執念深い人間だ。

ところで昨今、オッサンのナンパに対しJKがキモいとリアクションしたところ、オッサンが逆切れしJKに暴行を振るうというエグすぎること極まりない事件が起きた。その理不尽さたるやレッドアリーマーの如しである。
この事件をきっかけに、SNS上で性被害の経験を訴える女性が続出し、俄かに信じがたい事例が続々と報告されている。
かくいう私も、30年余の人生の中で計4回ストーカーに遭うというなかなかのレア体験の持ち主である。

ここで「モテマウント乙」と思ってしまう人間は今すぐ読むのをやめて深田えいみの大喜利にでも参加した方が精神衛生上よろしい。

ともかく、泥のようなルックスでありながら人生で貞操の危機を4回も感じた私であるが、直近のそれは結婚間近の出来事であり、夫の出演するイベントに私あての脅迫文が届くなどなかなかアグレッシブなストーカー被害であった。正直、軽めに命の危険を感じる出来事である。

結婚のきっかけはその事件によるところも大きいが、それ故にこのストーカー被害を「自作自演」と捉えられたことがある。
先述の通り私はFF7の花売り女バリの執念深さを持つため忘れもしねぇが、あれは夫が大阪の某ライブ喫茶でツーマン(お笑いライブにツーマンという言葉を使うのは個人的に蓮コラくらい気持ちが悪い)を行った際、この結婚の話になり、主催のオジサン(年下)が


「私が結婚したいがための自作自演ではないか」

とギャグを飛ばしたのである。
そいつは別にそういうタイプの人間なので気にしていないが、この発言がその日のライブで一二を争うほど、ウケた。

しかも女性客にである。

「おおヤベエ」というのが第一の感想である。量産型はすみとしこが会場を埋めていた。大方どういうニュアンスのウケであるか想像はつくものの、まあこれが傷つきましたァ!性被害を受けたことがないのかなぁ!?このことは3年近く経った今でも根に持っているし、チキチキ良心を疑う出来事レース堂々のベスト3に入る事例であった。もし私が観客側の立場だったとしたらドン引きすると思うので、ワンチャン私がりゅうちぇるくらい性格が良いだけという可能性もある。そう…私はこのように態度が露悪的なイキリ女チー牛なだけで性格は大変良いのである。

以前観に行った芝居で伊藤詩織さんのモノマネをするという小ネタに出くわしたことがあると書いたが、この件は更に当事者であったがゆえ今思い出してもキツイやつである。

このように同じ女性でも、他人事であれば平気で笑い事に出来てしまうのが人間の恐ろしいところである。日本の女全員がエマワトソンになれとは言わないが(まず容姿に大きな落差がある)この事例を私は還暦になっても忘れないだろう。なんか性被害者の会みたいなのに参加する機会が万一あれば、盛りに盛ってこの話をするつもりなので、それだけを楽しみに日々生活している。

いつものことだがこのままだとただの悪口なのでフォローにもならないフォローをしておくが、打ち上げで食ったカレーはバカ美味かった。その後、梅田の街に繰り出したが非常にルックスのよろしい女性が多かったので彼女たちがあの会場を埋めていたならば、またリアクションが違っていたかもしれな笑笑笑笑笑笑


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