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広瀬川流れる岸辺にて芋を煮る

春なのに秋の仙台のご当地グルメの話題で恐縮です。
そして私は東京在住です(ただし、仙台に40年近く住んでいました)。

「広瀬川流れる岸辺」とは、さとう宗幸さんの「青葉城恋歌」の一節です。
この歌を聴くと、広瀬川ってめっちゃきれいな川ってイメージなのですが、実際は別になんてことない川で。

青葉城恋歌に憧れを持って仙台に赴任してきた高校の英語の先生は、「サギだと思った」と言ってました(失礼な笑)。

ただ、広瀬川は川原が広いので、秋にはみんなでめっちゃイモを煮ます。
川原に集まって「芋煮会」を開くんですね。
ちなみにここでいう「イモ」とは里いものことです。

いも煮には、山形風仙台風があって。
山形風は、しょうゆベースに牛肉と里いもとねぎが中心。

山形風 ↓

仙台風は味噌仕立てで、里いも多めの豚汁みたいな感じです。

仙台風 ↓

個人的には、牛肉が入ってる山形風の方がおいしいと思います(←非国民)。
広瀬川の川原でも、両方作ってる場合が多いです。

ただ、宮城県の道の駅をめぐってると、たまにとんでもなくおいしい里いもに出くわすことがあるんですよね。
とろっととろけて、風味が豊かで。
里いもの茎「ずいき」もとろっとして美味しいんです。

そっちに合うのは味噌仕立てかな。仙台味噌も、これがまた美味しい味噌なんです。
仙台味噌仕立てのいも煮、いぎなりんめぇがら、食べでみてけさいん(訳:とてもおいしいので、食べてみてください)。
※仙台弁非ネイティブなのでうろ覚え

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