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なつくまエッセイ【ゼンマイじかけのシンビジューム】

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こちらはエッセイのコーナー。シンビジュームは可憐なのに、よくみると毒々しいランの一種です。
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2018年1月の記事一覧

チャーハンの誘惑とRPG       (随筆)

noteでチャーハン大賞なるものをやっているらしい。チャーハン関係の写真やエッセイなど、なんでもいいのでハッシュタグをつけて応募すると、なにかもらえるみたいだ。 あまり応募要項を見ていないので、わからないけれども。 とにかくチャーハンなんて文字を見てしまったら、私のチャーハン熱が黙っていられないので、今日はチャーハンのおはなし(1文で3チャーハン、入りました!)。 チャーハンは、私にとって愛であり、宝さがしであり、癒しだ。 休日になると、私はよくチャーハンを食べた。

どうしてもっとガツガツいかないの、というけれど……。(随筆)

どうやら私は友人からすると、もどかしい性格のようだ。チャンスが転がっていたら試みるが、なにがなんでも自分の意見を通すぞ! という気合いが感じられないらしい。 以前、その友人と映画シナリオの合作制作をおこなった。かなりもめて、友だち関係にヒビが入りそうにもなったけれど……。まあ、なんとかカタチになった。 その甲斐あって、最初のシナリオは結構いいところまでいった。たしか3、4次くらいまで残ったらしい。 シナリオ作成中に何度も言われたことは「どうして、自分の意見を通そうと

なぜSNSをはじめたの?

そう訊かれたら、きっと「ライター仲間が欲しかったから」「もしかしたら、寂しかったのかもしれない」と答えるだろう。 でも一番しっくりくるのは「(夢に)賛同してくれる人に逢いたい」からかもしれない。 私のやりたいことを、応援してくれる人がひとりでもいれば、しあわせだ。 もちろん、私もまわりの方々を応援したい。無理のない範囲で、誠実に。 だから、たくさんの人を好きになれたらいいな。変な意味ではなく、人間的にね。 そんなことをふと思った夜でした。

デザイナーさんへの敬意と、プライベートブランドについて。

どうやら私は、デザイナーさんが好きみたい。 もっと、きちんと説明すると、デザイナーさんのプロフェッショナルなお仕事を尊敬している。 彼らは、ちいさなロゴひとつ作るのにも、クライアントの特性はもちろん、あらゆる本をチェックし、何も関係ないと思われるような雑誌や街並みを眺めてはアイデアをひねり出していく。 そういう姿を見てきたから、というだけではないけれども、とにかく私は、ドキッとするデザインをつくれるデザイナーさんが好きだ。 ええと 何が言いたいのかというと、実はプラ

「ある言葉に囚われている」(随筆)

その言葉は、昔ある人から教えてもらった。ときどき想い出しては、ドキドキしたり、うんざりしたりしている。 どんな言葉かくわしくは伏せるけれど、とても美しくそれでいて残酷なフレーズだ。だから印象に残っている。そういう種類のもの。 きっとどんな人であれ、ふと、よみがえる言葉を喉元に隠しているのだと思う。 それが、祝福の言葉ならば、しあわせだ。 それが、侮辱の言葉ならば、心が軋む。 だからこそ、人にはやさしい言葉を届けていきたい。 でも、ときどき、うまくいかないこともあっ