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なつくまエッセイ【ゼンマイじかけのシンビジューム】

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こちらはエッセイのコーナー。シンビジュームは可憐なのに、よくみると毒々しいランの一種です。
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2018年8月の記事一覧

メリハリは気遣いなんだね

ママ友に仕事楽しそうと言われた。でも、やり過ぎると旦那さんが不満になるだろうから、そうさせるのも、させないのも私次第だ、と心配されたけれど。 要はメリハリという気遣いが大事ってことだ。 インフルエンサーさんのツイートを思い出した。 ジム通いを習慣にしたいなら、最初の一カ月はそんなに頑張らなくていいと、パートナーの方に言われた的な内容だったと思う。 その時は、やさしい彼とのエピソードにほっこりした。でも学ぶべきところは他にある。 明らかにそのインフルエンサーさんの執筆量

絶対的な肯定感

あるとき、娘をひさびさに見たママ友は「あら、かわいい!」と言ってくれたそうだ。 でも娘は「私、かわいくないよ」といった。 「なんで?」 「お母さんは私のことかわいいって言ってくれるけど、学校では別に言われないよ」 と照れながら答えたらしい。 他の兄弟も「お母さんは僕のこと好きなくせに」とか「僕かわいいんでしょう。わかってるって(照れる5歳児)」と言ってくる。 どうやら日ごろから、私が「スキ」だの「かわいい」だの言っているから、自分は絶対的に愛されてる存在なんだと思

なんてことない近状報告

いろいろ書こうとしては、消して、また書いている。 どうやら暗い過去の話や、トラウマ系のネタは何も考えなくてもつらつら書けるようだ。 でもきっと、夜寝る前にちょいと読むような内容ではないよね。 だからそっと心に沈める。 そういえば、明日からこどもがお泊りに行く。そして私はママ友だちと飲みに行く。 そんな日があったっていい。こまめにガス抜きしないと、パンパンにはれ上がってからでは大変だもの。

買えなかったナチュラルコスメ

ナチュラル系のコスメが好きだ。顔につけるものはとくに。 だからネットで見かけたナチュラルコスメが欲しくなり、さっそくサイトにアクセスした。 結論からいうと買えなかった。商品名が英語なので、乳液なのか化粧水なのか、もしくはシャンプーなのかも、クリックして詳細を確かめないとわからないのだ。 たくさんの商品がならぶなか、化粧水を探す労力を考えるとゾッとした。 だから、そっとサイトから離脱したのだ。 あ、もちろんshampooなどの英語は理解している。でもそこに書かれていたのは

冴えない日もあるさ。

今日はダメだな。 書こうとする言葉が嘘っぽい。 うわずっているというか、血が通ってくれない。 こんな日はきっとすぐに寝た方がいいのだ。 もうクーラーのまわる音しかしないし。 そんなわけで、そろそろ寝るよ。 おやすみなさい。

「だいじょうぶ」は「だいじょうぶ」?

私のまわりには、精神的に不安定になりがちな方が数名いる。浮き沈みのレベルではなく、死が見え隠れするタイプのものだ。 でも実際に会うととても元気で、やさしく穏やかで病院に入院していたことなんてわからない。 だからつい普通に接してしまうけれど、もしかしたら無理をさせているのだろうか。 ずいぶん前、その方と会えると思っていなかったタイミングで会えた時、彼女は私に抱きついた。そして少し泣いているようだった。 ふわっとしてやさしくて、私に会えることをこんなにも喜んでくれる人が世

足と水の駆け引き

ある行事のお手伝いで、サンダルが泥だらけになった。汚れるのは百も承知。ネチョネチョ感が懐かしいくらいだ(なぜ懐かしいかは、またこんど)。 その汚れを、外で洗い流した。 きっもちー! 人がいるから表情には出さないけれど、内心は叫んでいた。暑い中、足だけ水まみれ。至福以外の何者でもない。 でもね。 脳内では、ある戦いがはじまっていたのだ。 流れる足の甲の水を、足の裏側までいかにつたえていくか。 もちろん、ふくらはぎの汚れも忘れちゃいけない。 注意深く流しながらも、後ろ

会いたかった人

そういえば、会いたいとずっと言ってると、会いたいと思っている人に会えることもある……ときいた。 私はTwitterで知ったライターさんに会いたいと思っている。 そう思いはじめたのは、今年に入ってからだ。その方は、いわゆるインフルエンサーで企画力が抜群にある(その方の他にも熱烈に会いたい方は多数いるが、今回は省略)。 先日、私はとあるカフェにいた。ノマドに人気のカフェだ。 そこでその方にそっくりな人を見かけた。今どきっぽい服装に、本当は作為的なくせにナチュラルに見えるヘ

新しい世界

新しい人、新しい分野。 まだ見ぬ世界に足を踏み入れることは、心を落ち着かなくするものです。 それを楽しみながら進めたらいいな。 電車に揺られながら、そんなことを思うのです。

認めよう

もういい加減、認めよう。 夜型か朝型か。どちらの方が執筆は捗るのか。 まあ、夏休みは仕方ないかもしれない。 でも通常にもどったら、自分に合ったカタチで動いてみる。効率良く歯車はまわっていくはずだ。 無理は続かない。 自分の欲求に一番身近な自分自身が、自分の欲求を認めてあげなくて誰が認めるというのだ。 そこには限界が待ち構えているだけだ。

(随筆)素直でありたい

欲しいものは欲しい。やりたいものは、やりたい。 そう言っていたいと思った。 少しずつ前に進むことで、何かを見失っていく気もしている。 それはとても恐ろしいことだ。 舟はうごきだした。あの陸においてきたものに、私は今も執着している。

(随筆)お行儀の良いボールペン

新しいボールペンを買った。 仕事の際に使える、お行儀の良いペンが欲しかったのだ。 選んだのは、crossのボールペン。ピンクなのにビジネスでも使えそうな簡素さと上品さが気に入った。 一応断っておくが、ピンクなのは見た目であってインクではない。ビジネスの時にピンクインクを使えるほど、肝はすわっていない。残念でもあるけれど。 まあ、そんなこんなで私は昨夜、ペンについての云々を書いていた。実に詳細に書き心地を表現したつもりでいた。 でも、またやってしまう。 携帯で打ってい

(随筆)時代はアップデートを求めている?

今はアップデートの時代だというコラムを読んだ。 たしかにそうだ。携帯電話もアップデートし続けているし、数年前にはなかった職業が当たり前となり、人の意識もアップデートしていかないと乗り遅れてしまう。 チャンスが多い時代ともいう。 更新しないと置き去りにされてしまうような恐怖が透けて見える時代と考える人もいるだろう。 でも本当は、置き去りになんてならない。更新するメリットを感じればすればいいし、必要なければ静観すればいい。ただ、それだけだ。 きっと、みんなわかっている。

歌は切ないけれど。うん、しあわせ!

数日前から玄関に大きなダンボール箱があった。おとなが体育座りできるくらいの、つい乗りたくなるサイズ感のもの。いびつなかたちをしていた。 旦那さんがオークションで車のシートを購入したのかと一瞬思ったけれど、ちがった。 それは私への誕生日プレゼントの椅子だった。大きすぎてバレバレだけど、知らんぷりをして誕生日まで過ごしていた。 誕生日当日。 朝方まで起きていた。 旦那さんはゴルフがあるから5時ごろ起床。少しすると、一階にある玄関から段ボールをもってあがってきた。 「誕