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M&Aの成功事例を読んで泣いた話

先ほど、M&Aの成功事例を読んで泣いてしまった。

熱のこもった文章という訳ではなく、淡々と事実を並べた文章だというのにその間からにじむ汗や涙を考えたら泣かずにはいられなかった。

起業はとても大変だ。それを継続し、発展させ、社員の給料を払い、次世代に継承していく。そのためには多くの熱量が必要だろう。だが何らかの課題を解決させるためM&Aを選択する人もいる。

人によっては「わが子のように大切に育ててきた会社を、手ばなすなんてできない」

と、迷う人もいるかもしれない。それでも従業員の雇用を維持するため、事業の継承を願うために行われるのだ(ちがう場合もあるけど)。そこには鉄なんてとかしてしまうくらいの熱量がある。

会社というと、組織といった大きな箱のようなイメージを思い浮かべがちだが、本質は違う。会社は人間でできている。人は財産なのだ。そんなことをM&Aの成功事例を読んで再確認させられた。

同時に人に対してリスペクトする気持ちは本当に大切だとも思ったんだ。

「入居者をリスペクトする」

これはある建築家の言葉だ。リスペクトしている相手に、失礼なものは提供できない。そういう気持ちで空間を造っていくべきだ、という意味。

それはM&Aの成功事例にも顕著に表れていて、従業員へのリスペクトを上手に表現できなかった会社のM&Aは失敗に終わっていた。売り手側の人材が大幅に退職してしまい話しが流れてしまったのだ。

逆に念には念を入れて従業員のためにさまざまな行動を行っていた社長のM&Aは成功した。元従業員からは感謝されていたという。

やっぱり人なんだよな、としみじみ感じた。

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