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爪切りが好きな祖母

ネイル映えしそうな、祖母の大きな爪。

祖母は、キレイに切り揃えられた爪を見るのが好きでした。

しかし高齢になってくると、自分でキレイに切るのも面倒くさくなってしまうこと。

今回は介護時に誰が爪切りをしてたか、「爪切りって誰かにしてもらうことは可能なのか?」についてお話しします。

介護認定が出る前


介護認定が出る前は本人、もしくは家族が爪切り&やすりがけをしていました。

「よく見えなくて」

「気になるねぇ」

なんて本人が面倒にしてるときは、家族がキレイにすることもしばしば。

動き回ったり、家事をしたりする行動力は少ないと、手足ともに爪が伸びるスピードが早い!

「伸びちゃった」

この頃は本人も頻繁に気にしていることが多かったです。

ハサミで爪を切り始めたとき


ハサミで爪を切ってた場面に遭遇したときがありました。


グイッと鋭い刃先で爪を挟んだのを見た孫。

「……。」


「おっ、おばあちゃん?」


「爪切りあったから、こっちにしよう?」


伸びた爪とささくれをカットして、やすりをキレイにかけました。

このときは介護認定が、要介護2〜3の頃。


本人が爪を切ることはなく、ほとんど訪問看護かデイサービス、もしくは家族がやっていたので、油断していました。


実は爪切り、訪問看護やデイサービスで対応してもらうことができるケースが多いです。

爪切りは簡単なようで難しい



祖母の爪切りをお任せしてもいいのか悩んだときに、訪問看護の方がこんな風に声をかけてくれました。

  • 「爪といっても重度な巻き爪になってしまったり、水虫に感染していたりすると、医療にかかることが必要です。」

  • 「感染力の高い水虫は、デイサービスのような不特定多数の方が利用する場所の場合、感染者を把握しておくことが必要があります。」

  • 「そのため、訪問看護の利用時やデイサービスでも対応しますよ!」


訪問看護の方が持っていたのは、巻き爪用のニッパーのような医療器具。

分厚い爪でもカットしやすい大きめの爪切り。


素人が自分以外の人の爪を切るとなると、なかなか難しいもの。

介護されている方で、介護中の爪切りにお悩みの方は、ケアマネージャーさんや訪問看護さん、かかりつけ医に相談してみてはいかがでしょうか。

爪切りは時間もかかるし、集中力も使います。

家族以外の「プロ」にやってもらえると、素直に身を任せてくれるパターンもあるかもしれません。


切り揃えられた爪を嬉しそうに眺める祖母の顔。

「爪キレイにしようか?」と声をかけたことを思い出します。


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