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レイキとは何か?

レイキは、大正末期に臼井甕男(うすい・みかお)氏が始めた民間療法で、手当て療法の1つであると前に言いました。
あるいは、気功のようなものだという話もしました。

しかし前回の「寿命以外にはすべて効果がある」の最後で、「単純に病気や怪我を癒す民間療法ではありません」と言いました。
「私たちの生き方そのものに大きな影響を与えるもの」であると。
ここでは、レイキとはいったい何なのかということについて、もう少し掘り下げてみることにします。

レイキ発見の経緯

前に、臼井氏がどうやってレイキを発見したかという経緯を、「レイキはこうして生まれた」で書きました。
臼井氏は、手当て療法家になろうとしたわけでも、人々に役立つ何かを発見しようとしたわけでもありません。
ただ単に、自分が「安心立命(あんじんりゅうめい)」という悟りを得たかったから、鞍馬山で断食修行をしていただけなのです。

それなのに、結果的にレイキを発見してしまった
意図していなかったのに、勝手にその能力を授かったのです。

その後、臼井氏がどのように考えて、レイキを広めようとしたかはわかりません。そういった資料が残っていないからです。
しかし、鞍馬山の修行からわずか1ヶ月ほどで「臼井靈氣療法学会」を立ち上げたことは事実です。
そこには、悟りを得たことと深いつながりがあることは間違いないと思うのです。

病気を治すことが目的ではない

レイキは手当て療法の一種ですが、病気を治すことが主目的ではないと思っています。
このことは、意外に感じられる人も多いでしょう。ですが、そう考えるに充分な根拠があります。
臼井氏がインタビューに応じた「公開伝授説明」というものがありますが、その中にこうあります。

問 臼井霊気療法は病気を癒すだけでありますか。

否々肉体の病気を癒すのみではありません。心の患い即ち煩悶、虚弱、臆病、優柔不断神経質其他の悪癖を矯正することが出来ます。そして神や仏の様な心になって後人を治療することを主眼として自他共に幸福に充ちることが出来ます。

このように、身体の病気を癒すばかりでなく、精神的な悪癖の矯正ができるとしたあと、こう言っています。
「神や仏の様な心に」なる。そしてその後、「人を治療すること」を通じて「自他共に幸福に充ちる」のだと。

このことが、レイキの目的なのです。
「人を治療すること」、つまりレイキを実践することによって、「自他共に幸福に充ちる」
すなわち、レイキの実践の目的は、自分も他人も幸せになることです。
それが、臼井氏が到達した悟りの境地だと思います。
それはすなわち、そこが臼井氏がたどり着いた悟りの境地であるとともに、その悟りの境地に至るための手段としてレイキがあるということなのです。

悟りを得るためのレイキ

ここまで、主に心身を癒すという意味でのレイキと、そのやり方について書いてきました。
しかしそれは、単に手段に過ぎません。
レイキの本当の目的は、悟りを得ることです。覚醒することです。

ここから先は、そのレイキの本来の目的に向けて、話を進めていこうと思います。
もちろん、これまでの話がまったく意味がないわけではありません。
いえ、むしろ重要です。これまでの知識を土台とする必要があるからです。

私が推奨するナチュラル・レイキも、もちろん悟りを得ることが主目的です。
そのためのもっとも手軽なレイキとして、みなさんにお伝えしたいと考えています。

すべて無料で公開しています。多くの人にレイキのことを知っていただき、役立てていただきたいからです。 もし内容を気に入られて、本1冊分以上の価値があると思われましたら、ぜひサポートしてくださいね。よろしくお願いします! 心を込めて書いていますので、とても励みになります。