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ハンチバックからの電子書籍リーダー

市川沙央さんの『ハンチバック』を読んで、私は何かの使命に駆られるようにして即、アマゾンのキンドルペーパーホワイト(電子書籍リーダー)を購入した。

身長がとても低く、それに伴って手も小さい事、指も短い事、ガンも経験し、今までに4回入院をしている事などから「憎む」ほどではないけれど、『ハンチバック』の主人公の紙の本より電子書籍という思いに共鳴したのかもしれない。

手が小さくて、体力が無い私には単行本の読書はテーブルに置いて読める状況下以外では集中出来ないぐらい辛いものだった。
それを『ハンチバック』で私自身に素直に認めさせてくれたのだろう。

私のメイン読書は文芸誌だが、文芸誌は単行本より軽い。そして文庫本より意外に扱いやすい。

それ以上に電子書籍リーダーは補助バンドを使えば、片手持ちの片手操作が出来、横になっている時にも負担が少ないのだ。

数年前までは、三省堂系列のブックライブの専用電子書籍リーダーを使っていた。
だがこちらは数年前にサービスを終了してしまった。
現在はタブレットやスマホで読まなければいけない。

ここで専用電子書籍リーダーとスマホやタブレットの違いを簡単に書こうと思う。

専用電子書籍リーダーはその会社の電子書籍しか読めない。他のWebページを観覧する事も出来ない。

だが大きな利点として、ブルーライトではない目に優しい仕様となっている。

それから電池の持ちがよく、キンドルペーパーホワイトなどは1日1時間弱使っても一週間ほどもつのだ。

そして軽い。
しっかりしたカバーなどを付けると少々重くなるが、単体だとスマホより軽い。

アマゾンに限って言えば、購入もスマホのKindleアプリやサイトから購入するよりキンドルペーパーホワイトでの購入の方が簡単だった。

デメリットもある。
白黒なので、カラーの雑誌やマンガなどには適していない。
けれど私は使い分けることにした。

マンガはブックライブで購入しiPadで読む。
雑誌は楽天マガジンのものをiPadかスマホで読む。
アマゾンキンドルでは小説など文字だけのものを読む事にした。

というわけで私は『ハンチバック』に背中を押され、キンドルを購入し、こうやって周りくどく電子書籍も案外良いもんだよと言いたいのだ。

ちなみに上でチラリと触れているが、楽天マガジンは個人的にはとてもオススメだ。
ビジネス系、ファッション系、趣味系、最近では『るるぶ』などの旅行雑誌まで読めてしまうのだ。

値段も月額418円、年額3960円。
回し者でも案件でも無いが便利なのでもう何年も使っている。

私だって紙の本は文芸誌などで好きだが、電子書籍、それも専用リーダーで読む場合など身体に優しく、もっと嫌われずに良さを知って欲しいなと思う。

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