見出し画像

読書記録:ブルーオーシャン戦略

海の景色が好きなので、オーシャンという言葉にはわくわくする。
海水浴はクラゲに刺されるので苦手だけれど。。

というわけで『ブルーオーシャン戦略』を読んだ。
競合のいないブルーオーシャン事業を企画・実践するには?という内容のビジネス本である。
ただ、私は読んでいて「この考え方は人生にも適用できるのではないか?」と感じた。
ブルーオーシャンな自分、わくわくする。

今回は、ブルーオーシャンな自分を目指すためのポイントを2つほど挙げてみた。

①価値のデザインにメリハリをもたせる

ブルーオーシャン事業とレッドオーシャン事業(=市場に多くの競合がひしめき合う事業)とでは、価値のデザインに対する考え方が異なる。

レッドオーシャンにおける競争の原則は、「高付加価値なプロダクトをいかに高く買わせるか」もしくは「安価なプロダクトをいかに低コストで生産するか」という尺度で闘うこと。

ブルーオーシャン事業の考え方はそうではない。
プロダクトが持つ価値を切り分けて、どの価値でハイスコアを目指し、どの価値は追求しないことにするかをはっきり設定する。
注力するポイントを絞ることで、次のようなメリットがある。
①リソースを効果的に配分できる
②顧客の目を引く、独自性の高いプロダクトになる

この考え方は自分自身のスキル・経験に応用できるのではないだろうか。
どのスキルを伸ばしていくか?
どんな経験をたくさんしたいか?
人生の時間をどんなことに使いたいか?
といったテーマについて、注力したいことと一緒に「あえて追求しないこと」も考えてみるのである。

ただし、事業と違って人生は本当に一度きりのものなので、やりたいことを「完全に諦める」必要はないと思う。
やりたいことが多すぎて目移りしてしまう状況で、「今はどれに注力するか?」という方針を定めるイメージである。

②競争して勝つことを手放す

レッドオーシャンでの消耗戦から脱出して、ブルーオーシャンに漕ぎ出す第一歩は、競合を負かそうとするのをやめること。
市場の中で競争する思考から離れて、競争のない市場を自由に創り出すのである。

同じように、誰かと競争して負かそうとするのをやめることが、誰とも比べられない自分を創り出す第一歩ではないだろうか。

私たちは、何かと競争にさらされている。
学校では成績で順位がついてしまうし、会社に入れば業績や昇進レースで同僚と競争させられる。
しかし、人生はテストの点数や業績のような、一つの尺度で測れるものではない
誰かと競争する必要も、ましてや誰かを負かす必要もないのだ。

真っ青な海を、のびのび泳ごう

自分が本当に力を注ぎたいものを大切にして、
誰とも比べられないあなた独自の魅力を伸ばしていくこと。

これが、『ブルーオーシャン戦略』から学んだ「人生ブルーオーシャン作戦」である。

[新版]ブルー・オーシャン戦略―――競争のない世界を創造する

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?