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残業をしない2

さて、結果である。残業したか?というと。20分だけ残業してしまった。

以前比べて仕事の量が減ったかというと、正直に言うと減らした。
効率よく仕事をする、いつもよりスピードを上げて仕事をする。
そうすることで残業は減るかもしれないが限界がある。


その前に以前の私は・・・・

優先順位を決める。紙に書く。など

仕事が忙しいときの私は「やらないといけない。」が頭の中を支配して目の前にあるその仕事をブルトーザーのように片付けていた。しかし、やれどもやれども仕事は減らない。増加の一方。個人事業主時代は最終電車で帰る日々、とうとう職場の近くにワンルームマンションを借りて「寝に帰る」日々を過ごしていた。

片付ける、整理する、計画する。
こんなキーワードとは無縁な仕事生活を送っていた。それでも、がんばればそれなりに売り上げが上げることができるし仕事も楽しかった。会社に属していれば、組織には上や、下や、横の関係があるから仕事の「仕方」もそれなりにサジェストがあったり、会社としての秩序もあるので会社員としてのコモンセンスも身についていたと思うがそれは私には無かった。

ほとんど、糸の切れたタコ状態で仕事をしていた。幸い?頭はともかく体だけは丈夫なようだから、重い病気にかかって「強制終了」にならずにすんだ。スーパーブラックな環境を自ら作りそこで仕事をしてた。

7年ほど前にその事業をたたみ、今はサラリーマンとして仕事をしている。
入った会社はブラックとは縁のない真っ白な会社。
残業体質が体から抜けるのに数年かかった。まるでそれは体に棲みついた病原菌のようだ、体と頭と心がその体質になってしまっているのでリハビリテーションに時間がかかった。

さて、残業の話。
目の前にタスクがある。
A「残業すればそのタスクは片付くだろう。」
B「残業しないでそのタスクを片付けるにはどうすればいいだろう。」
タスクに対する捉え方一つで残業が減る。と感じませんか?
PDCAとか難しいことはよくわからないが、
常に今の仕事とどう向き合うか?が重要だと思う。

Aの発想だと、今日の通常業務をした上でそのタスクにかかろうとするとなると、残業せざる得なくなる。工夫がない。建設的な発想がない。

Bの発想だと、タスクの構造を理解して誰かに振れそうな要素を抽出して小さなタスクに変換して同僚や部下、使えるなら上司。あるいは外部ブレーンなどに手取り早く振ってしまう。

この時の振り方も大事だ。必ず結果の形が共通認識できるものであること。別の言い方をすると着地点(成果物)を明確にする説明をする。それと納期。それと、できる限り後で振った相手から再確認が必要でないものが望ましい、確認が多いとそれで時間が取られ「自分がやった方が早い」とか言うとめんどくさい問題になるので注意するべし。

自分しかできない仕事をやっている時でも「そのタスクを早く片付けるにはどうすればいいだろう。」と別の気持ちがバックグラウンドで働いているのであれば、ちょっとした繰り返し作業を効率的に行う発想が芽生える。勘違いすると、早く終わらせるためにクオリティを落としてしまうので注意が必要だ。



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