ここ数日設計図のやり取りが佳境である。提出した図面が２日後にはチェックバックで返ってくる。かなり急がされているらしく、緊急対応を迫られたが、残業しない程度で急いで提出。こんなキャッチボールも5回ぐらいなると修正した内容がまた元に戻る現象や、前々回どうだったか？みたいな質問が来るとだんだん内容の把握に時間がかかる。緊急変更は履歴をとって無いので、前々回と言われても難しい。

図面は、複雑なことに秩序を持たせ、仕事に着手する時に無駄がなく、人・物・金・時間が最適化できるようにするガイドラインだと思っているが、なかなかそう、理想と現実は違うものだ。

言い方悪いが、設計は自分の思い込むを形にしているものだと思う。他人が理解しやすいようにもちろん考慮はしているが、それでもわかりにくい、こういう書き方に変更して欲しいとリクエストが入る。

厄介なことにこの図面も流通みたいなものがあって、うちの直上の会社A,
その上の会社B、そしてBの上の会社Cという順にチェックが入る。
AがOKであってもBがそれを修正、AとBのリクエストを聞いてAに提出すると今度はCから修正依頼が来る。AとBのOKは取ってあるので、BとCでまとめて結果だけを貰えば良いのだが時間が無いので問題解決を急ぐあまりこちらも確認することになる。
そんなことをしているうちに納期が無くなってきた。

電話があった。「この納期で収めないとちょっとまずいことになる。」
この依頼を真摯に受けてなんとかしなければという気持ちに以前ならなってしまっていた。多少のオーバーワークは受けよう（納期が遅れたのは自分の責任だと勝手に思い込んでしまっていた。）

自分の心の中にある罪悪感が仕事のモチベーションになってるは不自然だが、昔の私はそう思う癖があった。

が・・・今の心境は。
納期に間に合うよう頑張ります。（ただし残業はしませんが）
おくれたらごめんね。

と今ここで書いてるが。
間に合わないなぁと思ったら・・・やっぱり残業してしまうのだろうな。