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私が髪色変えた理由

我ながら思いきったものだ。
10年以上変えていなかった黒髪ロングと
本日おさらばした。

そもそも黒髪ロングだったのは、営業する上でオジサマ受けが良いのとスーツと合わせれば「仕事ができる女風」になるからだ。

私の住む田舎町は閉鎖的で変わり者は後ろ指さされがち。
おそらくすぐこの髪型は噂になるだろう。
なにせ目立つ。

昨日の森喜朗オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長の女性が蔑視問題のニュースをみてふと思った。

女性蔑視は漁村にいればよくあることで、それが窮屈で不快であったが、いつの間にかそれに慣れてる自分がいた。
「このあたりではこうしないと」「目立つことはするな」「女のくせにでしゃばるな」という言葉達はいつしか洗脳と呪縛となり、目立たず無難に私は「マジョリティ」となり行動を制限し思考を止めこの地であと数十年生きていくと思い込んでいた。
「女はかくあるべき」に疑問を持たなくなっていた。

目を閉じて未来を想像したときに流動的に生き人生をあきらめているつまらない自分がいた。

そんな未来は嫌だ!
本来の私は「マイノリティ」なのだ。
日々後悔せぬよう誰に何を思われようとやりたいことをやって人生を楽しんで生きていたはずだ。

だから高校生で家出もしたし、公園で草も食べたし、仕事みつけて住み込みで働いたし、キャバ嬢にもなったし、看護師にもなったし、母親になりシングルマザーにもなり、今は漁師の妻であり漁業プロデューサーをやって日々色々闘っている。
我ながら波乱万丈な人生だ。
それでも全力で楽しんで生きてきた。

慣れちゃだめだ!

と思ったらまずは固定概念で縛り付けていた髪型を解放しようと思った。

別に女性の髪型の変化など他人にはどうでも良いことであろうがそれなりに信念をもっていた髪型だったので切るのは悩んだ。

が、自分が自分を好きだと胸を張って言えていた頃に戻るためには必要な儀式であったのだ。

人の目も噂も気にせず自分が思う道を突き進み人生を楽しむための儀式。

似合う似合わない、人の好みなどどうでも良い。

私がよければそれで良いのだ。

コロナがおさまりまたガンガン営業するようになればまた黒髪に戻るかもしれないけど(笑)

まずは今を楽しもう。



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