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ユーザーのためなら『デザイン』以外にも手を伸ばせる(SaaS Design Conference 2023登壇レポート)

🎄この記事はNAVITIME JAPAN Advent Calendar 2023の12日目の記事です。


こんにちは、dayuです。
ナビタイムジャパンで物流業界向けBtoBサービス『ビジネスナビタイム動態管理ソリューション』等のデザイン業務を担当しています。

本noteでは、11/23(木)に開催された株式会社ユーザベース主催「SaaS Design Conference」にてU29公募枠で参加させていただいた際にお話したことについて書いていきます。

📝SaaS Design Conference 2023とは

BtoBビジネスとデザイナーをつなぐカンファレンスとして、「SaaSを加速させるためのデザインの実践知とデザイナーの輪郭線」を描いていく、今年で2回目となるイベントです。

今回の開催ではSaaSビジネスを推進していくためのデザイン/デザイナーの在り方や、ブランディング、UXリサーチなど、様々な切り口からのセッションが行われていました。

私が参加させていただいたU29公募枠では「SaaSデザイナーの想い」というテーマでU29デザイナー3名がそれぞれ10分間LTを行ったのち、パネルディスカッションに移っていく流れで進んでいきました。

💬U29枠でお話したこと

「ユーザーのためなら『デザイン』以外にも手を伸ばせる」というテーマで、デザイナーの自分が案件をリードする立場になった際に感じた「デザイナーとして担当できる範囲はどこまでだろう」という悩みを元に、業務内容はデザイン作業ではないけれど、デザイナーの職能が活かせると感じた事をいくつか紹介させていただきました。

職種の領域に限定せず、なんでもできる環境だからこその悩み

当時の悩み(p10)
取り組んだこと(p11)

ひとりひとりが「デザイナー」「エンジニア」の領域を超えて、事業貢献・プロダクトのために必要なことを幅広くこなしていくことが可能な組織だからこそ、デザイナーの自分は何ができるのだろうか?と案件進行中はずっと考えていました。
そして考えた結果、ユーザーに良いものを良い状態で届けるためならやれることはなんでもやろう!と思い、その行為がデザインかどうかは深くこだわらず、手を伸ばすことにしました。

取り組んだことの詳細(p12-p17)

国家資格(運行管理者貨物)を取得したことでドメイン理解が進み、その知識を活用して用意したプロトタイプやβ版を活用して質の高いユーザーヒアリングを行うことができました。
また、別部署の人に協力してもらい、新規プロダクトとして価値を高めるためにサービスの組み方や売り方、マネタイズについて学んだり、チームのエンジニアに助けてもらいながら、サービス品質を高めるための開発理解を進めることもできました。

無事にリリース(p18)

さまざまなことに手を伸ばし、チームで前進していった結果、2023年4月に無事に機能をリリースすることができました。現在もお客様の声をいただきながら、定期的に改善・新規機能のリリースをおこなっています。

登壇を通して、より『デザイン』にワクワクすることができた

U29枠内のパネルディスカッションでは株式会社ユーザベース 平野さんのモデレータのもと、STUDIO株式会社 富浦さんのLTから「こだわり/こだわらないポイント」やパーソルキャリア株式会社 近藤さんのLTから「やったことないことへの挑戦について」など、さまざまなお話ができました。

お2人のLTから学ぶこともたくさんあり、まだまだデザイナーとして手を伸ばせることはたくさんあるのだと、ワクワクすることができました。

またセッション後会場内やSNSにて、挑戦を面白がっていただいたり、悩みに共感していただいたりと反響があり、誰かに何かしら与えられたのかなと、気恥ずかしくも達成感を得ることもできました。

😉BtoB SaaSの担当を通して学んだこと


デザイナーの仕事とは?(p19)
まとめ(p21)

BtoBサービスを担当していく中では、業界への解像度が上がっていくにつれて「誰かのためにデザイナーの職能を活かしたい」と思えるタイミングが多く発生します。よって、デザイナーができることは無限に存在すると考えます。

自分の領域はここまで、と決めるのも働き方のひとつかもしれません。

私は、ユーザーや共に働くチーム、事業のために、手を伸ばしたいと思えたら、それらは全てデザイナーの担当範囲だと思うのです。
この考え方は、ユーザーとの距離が近いBtoBサービスを担当する中でこそ、得られた学びなのだと感じています。

みなさんもよかったらぜひ、サービス担当を通して得た学びを教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。