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進学にともなう、つきない不安に

あれ、これは何かデジャブ感が?とふと気づいた。

長女はこの4月から中学生。以前の記事に少し(いやたくさん)書いたが中学受験するかしないかすったもんだの末地元の公立中学校に進学を決めた。

彼女は長女であると同時に長子でもある。つまり我が家でも初の中学生。
親戚の中でも最年長者。
私が中学生の頃とは時代も違えば住んでいる県が違う。
高校受験情報はネットや塾からしか、入ってこない。

親は情報が少ない中、故に少ない情報に振り回される。
今高校受験というのは内申が重視されるらしい。
この一言にまず焦る。部活をしなければマイナス評価なのか。
内申とはどうやって判断されるのだろうか。担任との相性が悪かったら?
と不安はつきない。

対して本人は中学1年になるという事がまるで小学7年生くらいの感覚だ。
周りにいないが故に中学の部活のことも小学校の月1回のクラブ活動と同じくらいのものと思っている。ナイシンってなーに?である。
中学受験をやろうと考えたのも辞めたというのも、自分の気持ちに素直なだけで親や周りからの影響ではない。親の影響で己を犠牲にする子なら泣きながらでも最後まで受験勉強してただろう。
情報に振り回される親とは対象的に本人は呑気なもんである。
どんどん乖離していく、親と本人の気構え。

この感じ、過去もあったような?と思い起こせば大して時間かからず思い出せた。小学校に入学する直前だ。
あまり外遊びに積極的ではない親の年齢層高めな幼稚園を選んだらあろうことか周りに小学受験組がいた。

まるで中学受験のように自然に。
3年間ママ友と話しているうちにどんどん疑問がわいていく。あれ。私立の小学校に行かない、って普通じゃないのか、うちは負け組か?

いやいやいや‥‥私立の小学受験率は小学進学者の割合は大変古いデータではあるが平成23年度で我が家のある県は約2%だった。
100人中2人。ちっとも多くない。東京ですら4人。
東京だって96人は公立じゃないか。
幼稚園の雰囲気にのまれてたぜ。
それでも幼稚園とは違うであろう(と勝手に思っていた)保育園の子も小学校では一緒になる。きっとのんびりしてるうちの子はいじめられるんだろうなあ。ああ、そうなったらどうしよう。怖いよう。

正直いうと、すごい負け犬的な気持ちで私は卒園式を迎えた。
なんだよ、結婚して負け犬カテゴリーから脱却したと思ったら今度はこれか。

そんな私にお構いなく、長女は同じ小学校に行く友達以外にも
"じゃあ、またね~~!”と元気にバイバイしていた。
これが今生の別れになるかもしれないのに。彼女は今が全てだ。

そして、今同じ中学に進学する違う小学校のことを聞いて不安に陥っている。なんてことない、進学して通学先が変わるたびに私はオロオロしている。煽られる情報を鵜呑みにして焦っている。

そして、これはまるで医学情報のようだ。今なら絶賛コロナワクチンだろう。ワクチンはどうしてだかどうしてもいろんな情報が飛び交い不安を煽られる。ワクチン接種は具合が悪くなって良くなりたい一心で飲む薬とは違う。打つ前が具合が悪いわけじゃないというのが始末が悪い。

とにかく出処のはっきりしない片寄った情報、一方的な情報、煽る情報を鵜呑みにしない。
あれ?という親の直感(直感がみそである。不安でなく)を信じる。

これはその道の詳しい人に教えてもらった医学情報収集の鉄則だ。
これを進学にしても当てはめて不安に惑わされずに直感を信じよう。
と思う。

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