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「マインドフルネスとウェルビーイング」12(最終):セルフコンパッションとウェルビーイング・米国ライス大学オンライン講座

全12回の受講報告もいよいよ最終回。
最後は本の内容を紹介します。

概要

「セルフコンパッションと
 心理的ウェルビーイング」

セルフコンパッションとは

内面に向けたコンパッション、
つまり慈しみである。
セルフコンパッションには
3つの要因がある。

-自分へのやさしさ(self-kindness)
-共 通 の 人 間 性(common humanity)
-マインドフルネス(mindfulness)

セルフコンパッション尺度

上に挙げた3つの要素
-自分へのやさしさ(self-kindness)
-共 通 の 人 間 性(common humanity)
-マインドフルネス(mindfulness)

と、これと反対の概念である3つの要素
-自己批判(self-judgment)
-孤独感(isolation)
-過剰同一化(over-identification)

合計6つの要素をもとに測れる
セルフコンパッション尺度がある。

セルフコンパッションとウェルビーイング

セルフコンパッションとウェルビーイングは
相互に関係があると示す研究が
いくつかある。

セルフコンパッションが上がれば
ウェルビーイングな状態になる、
ということである。
しかし、セルフコンパッションは
否定的な感情を消すものではない。

セルフコンパッションに関する誤解

セルフコンパッションについては
誤解が多い。

例えば、
セルフコンパッションは弱虫
セルフコンパッションは怠け者
セルフコンパッションは自堕落を意味する
セルフコンパッションはナルシスト的な考え
セルフコンパッションはわがまま

セルフコンパッションのことを
表面だけで理解すると
上記な誤解を生んでしまう。
内容を理解したい。

セルフコンパッションとマインドフルネス

マインドフルネスは
セルフコンパッションの一部だと
いえるが、
マインドフルネスの状態になるまでの
メカニズムのひとつが
セルフコンパッションだともいえる。

どちらも相互に関係していることは
間違いないだろう。

【引用文献】
セルフコンパッションと心理学的ウェルビーイング
Neff, K. D. & Germer, C. (2017). Self-Compassion and Psychological Wellbeing. In J.
Doty (Ed.) Oxford Handbook of Compassion Science, Chap. 27. Oxford University Press.

https://www.coursera.org/learn/foundations-of-mindfulness-ii-living-with-balance-and-ease

すべての講義を終えて

感想

とても楽しく
マインドフルネスと
ウェルビーイングについて
理解ができました。

自分はさまざまな固定観念にとらわれていることを知りました。
働き方を変えたいと思うことは
固定観念を認め、手放す一歩です。

自分が正しいと思うことで、
他人との対立を生んでいる上司や家族に
本の話として(自分の話ではなく、客観的に)伝えたいです。


ストレスがかかったときに
自分のこころのなかでどんな動きがあるかを知ることで、単純化することができることを知りました。 

初めてオンライン上で受講生同士の
ディスカッションができました!
ちょっとどきどきしたけれど、
やる気が出ました!
仲間は必要ですね。

ウェルビーイングとウェルネスの違い

単語の意味の違いを
再確認しました。
日本語と英語という言語の違いから
概念の違いを感じることができました。
詳しくは下記からどうぞ。


今後

新しい講座への挑戦

マインドフルネスについて学べる
8週間プログラムを受講します。
かなり本格的なプログラムで
ワクワクします。

この内容は、英語、スペイン語、
ポルトガル語、
ロシア語で開講されています。
日本語とは言わなくても、
せめて中国語があったら
と思いましたが、英語で頑張ります!

もちろん、レポートします!

https://palousemindfulness.com/

過去の復習

1回だけでなく、何回も復習し、
ここで共有させていただきます。

みなさまにマインドフルネスプラクティスに
興味を持っていただきたいし、
学んでいて疑問に思うことってきっと
似通っていると思いますので、
私のnoteを見て解決していただけたら
うれしいです。

なにかリクエストがございましたら、
コメント欄にお寄せください。
よろしくお願いいたします。

講座の情報

過去の受講記録はこちらをどうぞ。

マインドフルネス全般の記事は
こちらからどうぞ。

今後ともよろしくお願いいたします。

精いっぱい文章を書いておりますが、サポートいただけるとさらにお役に立てることが増やせると感じています。よろしくお願いいたします。