見出し画像

娘が不登校になってから、悲しくて泣いた日。

娘が不登校になって、色々調べていると

お母さん、自分を責めないでください」というメッセージをたくさん目にする。

不登校のドキュメント番組などでも「後悔」という言葉を発するお母さんを何人も見た。

私は(どうかと思われるかもしれないけど)、あまり自分を責めていないし、後悔もしていない。

無理やり学校に行かせた日は何日もある。でも、それは後悔しているかといえば、少し違う。行かせてみたら笑顔で帰ってくる日も多かったし、慣れが解決してくれるかもしれないと思っていたし、いきなり「はいそうですか」と行かせない選択をする勇気もなかった。

頑なに自分の意見を通すわけでもなく、全て娘の意見を聴くでもなく。一緒に教室まで行ったり、仕事を休んで家でのんびりしたり、試行錯誤しながらやってきた。

「あれはまずかったかな」とか「あの対応は間違えたな」と思うことはいくつもあるけれど、過去の自分に後悔するよりも、今からできる最善策を探したい

だから「学校に行かない」と決めてから、「娘が家にいると昼ご飯大変だな」とか「学習面はどうサポートしていこうか」とか、色々考えることはあるけれど、将来をあまり悲観してはいないので、不安に押しつぶされることはない


そんな呑気な私も、何気ない一言でたくさん泣いてしまった。今回はそんなお話。

娘が学校に行かなくなってから、毎日を家で過ごしていた。公園へ行く日もあるし、兄弟もいるので生活は乱れていないけど、やっぱり家族以外の人と関わりがないのはモヤっとする。それに、兄弟の行事などで預け先がないと困る。
娘は家にいるのが好きだけど、フリースクールの体験に行ってみようと思いたって、娘と話していくつか体験に行った。

娘は緊張しながらも、ドリルを進めたり、先生とも少しずつ話していた。活動にも積極的にも関わっていた。家に帰ってから、また行くかどうかを話した。長期的に行くかはわからないと思うので、とりあえず、もう1回行くかどうか。娘の答えは「また行ってみる」。ただし、私と一緒なら。

娘が楽しかったと言ったスクールへ「また来週も行きたい」と連絡したときのこと。

体験で参加したときに、しばらくは付き添いが必要になると思うと伝えてあったし、了承を得ていたはずなのに、電話口では、「付き添いはあと1.2回までにしてほしい」と言われた。

「お母さんの気持ちもきちんと伝えて、娘さんのわがままにばかり付き合っててはダメです。ちゃんと話し合わないと。」


・・・わがまま?

そんな表現を直接言われたのは初めてだった。

付き添いがだめなのは、フリースクール側の事情や通っている子への影響もあるからわかるし、学校に行きたくない子を無理やりフリースクールへ行かせるというのも違うと思う。わかる。

でも・・・わがまま?

その言葉がどうしても受け入れられなかった。

いつも娘と向き合うとき、親の意見を押し付けすぎず、無理はさせず、でも応援していることは伝えつつ、励ましつつ、甘やかしになっていないか、どこまで娘の主張を聴きいれるか、いつもいつも葛藤している

ただ、私が怠けて休みたいというのとは違うと思う。娘は、新しい場所はドキドキしてとっても疲れるのかもしれないし、不安でいっぱいかもしれない。行こうと頭で思っていても、どうしても足を運べないのかもしれない。

学校へ行こうとしていた頃、どうしても行けなくて玄関で泣いてしまう娘をみてきたから、ただのわがままで行きたくないわけではないんだよ。。

ずっと葛藤しながらやっているのに。。「娘のわがまま」という表現はしてほしくなかった。

他の多くの人も私のことを「わがままを聴いてるダメな母」だと思ってるのか・・なんて飛躍した妄想までしてしまって、ただただ泣けてきた。

でもたくさん泣いたら、すっきりした。
なんか弱っていたのかもしれない。

他の人がどう思おうと関係ない。
色んな意見を聴いて知見を広げながら、色んな見方を受け入れながら、娘とゆっくり進んでいきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?