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津村記久子『この世にたやすい仕事はない』を読んで

YouTuberのベルさんが紹介してて面白そうだったので読んでみました。
あとは割とお仕事小説が好きなもので、、、あとは書影に惹かれました。タイムカードの書影で私が普段よくタイムカードを目にする機会が多い職業なもので、、、
そんな感じで読んでみました。

印象としては、短編集なのでもっとすぐに読めると思ったけれど意外と読むのに時間がかかってしまいました。変わった職業ばかりだったけど自分的にはじめはそんなに惹かれず読み進められなかった感じでした。

読んでみて、この題名を見たときに知人が「いや、この世にたやすい仕事なんていくらでもあるでしょ。」って言ってた。うーん、そうなのかな。まあ誰でもできる簡単なお仕事はたくさんあるよな、みたいなことを考えながら読んでいました。
読み終わって思ったことは、簡単な仕事はいくらでもあるかもしれないけど、どんな仕事もハプニングはつきものだってこと。その意味で簡単なわけではないってこと。

初めは関心がない仕事が多いなって思いながら読み進めていたけれど、
だんだん自分がこの場合どうするかなとか考えながら読んでた。面白かった。個人的にはおかきの仕事をやりたいって思った。面白かったのはポスター貼る話。
あとは世の中にはいろんな仕事が転がっていて自分の知らない世界は多いなって。
世の中にはいろんな仕事があって同じところにずっといる必要もなくて、人生の中でいろんなことに触れてみたいなっていう自分の気持ちが湧き立った話でした。

生きてるうちにいろんな経験していたいな。
それは仕事でも仕事じゃなくても。世の中は広い。

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