見出し画像

宇宙は危険がいっぱい

宇宙は真空とか、低温になったり高温になったり、環境が厳しいので、人工衛星も設計が大変と言う話は耳にすることがあると思います。

でも大変なのはそれだけではないのです。

原子状酸素

紫外線

放射線

といったものが飛び交っています。プラスチックなどの有機材料はこういったものに弱いことが多いのです。

原子状酸素は、耳慣れないと思いますが、要注意です。その名の通り、分子ではなく原子状態の酸素なのですが、大気圏に近い低い軌道には特にいっぱいあり、プラスチック等の有機材料は削られて劣化してしまいます。

また、紫外線は常夏の島の海岸どころではありません。お肌だけでなく、有機材料も要注意です。

放射線は震災で多くの人が少し詳しくなりましたね。

ところで宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士が浴びる放射線てどれくらいだか知っていますか?

1日に1ミリシーベルトだそうです。「マイクロ」ではなくて「ミリ」です。かなりの量ですね。

でも人工衛星は機械だから大丈夫じゃないかって?

材料劣化の問題もありますし、実は電子機器の誤動作が問題になることが多いのです。放射線が人工衛星の内部の電子機器を貫いて行くときに、誤動作を引き起こします。もちろん人工衛星は色々な対策を行っているのですが、それでも太陽活動が活発な時期などにトラブルが起きたりします。

と言う訳で、宇宙には危険がいっぱいです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?