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初心〜5年前の自分に教えられるの巻

5年も前の投稿記事にイイネを推していただいた方がいらっしゃり、懐かしく、想い出に浸りました。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=3102925879737106&id=100000591726100

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昨日の午後に、世田谷の東急田園都市線用賀駅から徒歩2分の「キンのツボ」で開催された、「RINDA☆のパンデイロを叩こう!(愛称:リンパン)発表会」は、あいにくの雨という悪天候でお足元のお悪いなかにもかかわらず大勢のお客様にお越しいただき誠にありがとうございました。

まずは、本ワークショップ主宰のパーカッショニストであるRINDA☆ESTRELAさんの挨拶に始まり、次に、ボサノヴァの名曲「A Ra(カエル)」を、RINDAさんの鍵盤ハーモニカと、出演者でもあるシンガーの井川容司美さんのパンチの効いたヴォーカルに乗せて、出演者のほぼ全員で合奏。

皆さん、仕事などいろんな事情を抱えているため、本番当日まで、出演者全員が揃わないまま別々に何回か練習を重ねており、当日の午前中にようやく出演者全員とサポートミュージシャンとのリハーサルを1回こなしてから本番に臨みましたが、タイミングもバッチリで非常に良かったのではないでしょうか。

今回は、総勢二十数人が参加され、初心者(←あ、私か(^^;))から、超ベテランの方まで、また、RINDAさんと一緒にオリジナル曲を作曲して演奏したり、友人のシンガーソングライターのギター弾き語りとコンビを組んでパンデイロで共演したり、ご自身シンガーとして歌いながらパンデイロを叩いたり、またコスプレをして会場をおおいに沸かせて登場するなど大変バラエティに富み、非常に見応えがありましたね。

さて、私自身の出番を振り返ると、まだまだ練習不足、稽古不足が否めず、さらに場馴れしておらず、ちょっと動画を撮ってもらって一人反省会をしたところ、あちこちにリズムの取り方に辿々しさが見られ自己嫌悪に陥りましたorz

唯一、展開部に切り替わるところで、親指でドドドドと四連符を叩くところが思いの外きれいに揃えることができて、ここができたことで自身を慰めております(笑)。

連符といえば、かのロック界の名ドラマーとして名声をほしいままにした、コージー・パウエルが、生前のインタビューで、彼が無名時代に「レインボー」のドラマーオーディションを受けに行った時、張り切っていろんなテクニックをアピールしようと勇んでその場に臨んだところ、バンドのワンマンカリスマリーダーであり、ストラトキャスター・ギターのマエストロ、リッチー・ブラックモアから出された課題はただ1つ。

ダダダ、ダダダ、ダダダ、ダダダ

という十二連符をひたすら何時間も叩き続けることだったそうです。

最初にそれを要求された時、コージーはかなりムカつきながらもその課題をクリアして、並みいる候補者を蹴散らして、晴れて「リッチー・ブラックモアズ・レインボー」の一員になれたそうですが、これがドラマーとしての真の技量を見極める究極のテストだったようで、それをクリアしたコージーの技量と、リッチーの眼力に感銘を受けたものです。

☆☆☆
コージーなおもて連符を叩く
いわんや素人をや
☆☆☆

これからも練習と稽古と場馴れを繰り返せねばと思った次第でした。

参加者には、忙しいなかを時間を作っていらっしゃった、音楽家集団「音美都(on beat)」副代表でジャズ&ラテンシンガーの小林麻里さんや、「ここからだ」という演劇的朗読会に出演されているナッキーさんもご夫婦でいらっしゃり、感謝の念に堪えません。

そして、この発表会に文字通り心血を注いで、今回で7回目となった、本ワークショップ主宰者のRINDA☆ESTRELA先生(エレクトーン奏者がキャリアの始めだったので、今回は生徒さんの伴奏のためにピアノの鬼練習も頑張ったそうです)、また、サポートミュージシャンとして私たちを勇気づけていただいた演奏と、素晴らしいご自身のライブを披露していただいた、ギター弾き語りシンガーの菅又-Gonzo-健さん(杉並区出身で埼玉県戸田市在住の、実はパンデイロも得意という稀有なブラジリアン・ギターミュージシャン)と、フルーティストでステキなヴォーカルも聴かせていただいた満島貴子さん、また、カメラマンのターリーさんと受付のらるーさん、さらにはリーズナブルな「おつまみセット」とドリンクを用意していただいた「キンのツボ」オーナーとスタッフの方々にも感謝申しあげます。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2399753780152043&id=100003523335406

これからも、第8回、9回、10回…と毎年継続して開催されることを願っております♪

※※※

個人的には、

コージー(・パウエル)
なおもて
連符を叩く
いわんや素人(初心者)をや

という、まるで、親鸞の弟子が著した『歎異抄』の「悪人正機説」

(「悪人なほもて往生を遂ぐ、いわんや善人をや」=(改心して仏様に無心にすがることができる)悪人でさえ往生を遂げる(極楽浄土に行ける)のだから、(煩悩の塊のような)善人=普通の門徒が、ひたすら念仏を唱えて仏様の慈悲にすがれば救われるのは当然のことである)

かのようなものいいに、初心忘れるべからずの意を新たにしました。


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