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人は今、アナログを捨てても良いのか

何でもかんでもデジタルになりつつある今。音楽はCDからストリーミングになり本は電子書籍。かくいう私もApple Musicのサブスクを利用しており、アナログのものが少なくなってきたと感じています。ただ、”アナログはなくなって良い”と言い切って良いのでしょうか

デジタルを考える

荷物が減るのはデジタル。が、注意あり

荷物が減る!が…
荷物スッキリ。本100冊持ってると、置き場所に困りますよね。大きさも異なるし、なんなら文字検索も使えちゃうってのは強すぎる。いつでも図書館を持ち歩けるんですよね、タブレット、いや、スマホさえあれば。これは革新的技術です。これは圧倒的デジタルの強みです。

 ですが、容易に持ち歩ける分、捨て時ってのを失ってしまいます。写真なんて特にですよね。今はプリントアウトせずにスマホで写真をパシャパシャ撮ってカメラロールに山ほど保存されている。結局、削除する機会なくさらに増え続ける…なんてことも多いのではないでしょうか。

複数で共有可能なのはデジタル


 様々なデバイスで活用したいとき、PCやタブレット、スマホ、どの媒体でもアカウントを覚えてさえいればどんな場所でも再現可能です。そのため、メモなんかは思い立ったときにスマホで入力して、実作業するときはPCで加筆修正なんてのも容易。これもかなり便利です。他者への伝達方法も多様に用意されています。

バックアップが簡単


 コーヒーがこぼれるともしかするとアナログの本やタブレットはどちらも壊れてしまうかもしれません。参考書なんかは付箋もろとも一発アウトです。が、デジタルであれば強い。1台さえあれば余裕で復元可能。
 もう二度と手に入れられない…なんて不安からも解放され、タブレットであればガシガシ使えますよね。


アナログを考える

直観的な動作で創造性が湧く


文章を書くにしても、案出しは不思議とアナログの方がしやすいんですよね。これ私だけでしょうか。タブレットなんかも、”紙に近い書き心地”なんてことを売りにしているものもありますよね。

自分の思い通りにサクサクかけるのは、未だにアナログなのかもしれません。デジタルだと、なんだか「完成されたものを1発目から書かなきゃいけない」なんて思ってしまいます。アナログの方が、連想がスムーズでアイデアの総量が増える感覚があります。

一覧性がある


 私の場合、以前は家計簿をアプリで管理していたのですが、アプリだとただ入力することに意識が向いてしまい、入力して達成感を覚え、結局入力だけで終わっちゃっていました。

 でも、大切なのは記入した内容を振り返るとき。何にいくら使ったのかを確認するためです。これは私の性格なのかアプリより紙の方が見返しやすいと感じます。

 昔から、紙の辞書は調べたいものに加え、横に書いてある単語を読むことはできるし、スケジュール管理だって、割とアナログを使っている人もいる。

 我が家では、家族のスケジュールはカレンダーに書き込むスタイルなんですが、デジタルで共有するよりもアナログで共有する方が家族が認識しやすいんですよね。デジタル、アナログ考えたときにやはり誰にでもハードルなく伝えられるのは未だにアナログなのでしょうかね。

記憶に残りやすい

 画面をそのまま記憶としてインプットできるタイプの人間であれば必要ないのでしょうが、私は書く行為と同時に頭のどこかで記憶領域にもその内容を入れているようです。

 そういえば前にこういったこと書いたよななんて思い出すのは、決まってアナログで残したメモだってことが多いです。不器用に生きる私ですが、私のような人も一定数いるんじゃないかな、だからアナログでもいいんじゃないでしょうか。


私流、デジタル・アナログの使い分け


 私は、案出しや何かを学ぶときは未だにアナログの方が都合がいいと考えています。独立したアイデアや知識が繋がっていく感覚はアナログの方がありますから。
 ただ、保管となると最終はデジタルの方がいいです。そのため、私は学んだ内容を紙に書きだしたあとファイリングして、それでもまだ持っておきたいメモはスキャンしてデジタル化します。

 
・ずっと持ち続けたいものはデジタルに。
・それまでの過程はアナログで。
・0を1にする創造性が高いものもアナログで。

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