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オミクロン株のコロナ水際対策

日本、いや世界中に新型コロナウイルスのデルタ株が流行して、日本は2020年4月に初めて緊急事態宣言が出てから度重なる宣言に苦労した人はかなり多いだろう。

特に2021年は年初から緊急事態宣言またはまん延防止措置が首都圏、関西圏に出されて私たちは自粛を余儀なくされた。東京都ではデルタ株による感染者が1日で最高5700人になるなど、小池都知事も相当心労、苦労したことであろう。

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2度の体調不良で入院した小池都知事

宣言は9月末に解除され、落ち着いている状況であるが、心配なニュースが報道された。

11月に南アフリカで新たなる変異株が発見されたのだ。オミクロン株と呼ばれるものだ。

この報道が流れてから政府は早急に対策に動いた。

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岸田総理は水際対策として「全世界からの入国を禁止する」「濃厚接触者は全員検査する」と発表した。スピード感ある決断だ。

しかし・・・

その発言はブレた。

全世界からの「外国人」の入国を禁止にする。

「濃厚接触者は自宅療養か宿泊施設での隔離」

と刷り変わったのだ。

ここで疑問だ。「海外から日本人はいいのか?」「自宅療養にしていいのか?」だ。

発表してギリギリに入国してきたナミビア人外交官がコロナに感染。飛行機に同乗していた乗客は全員濃厚接触者とし、全員検査をした。

問題は自宅療養で家に帰してしまったことと日本人だってオミクロン感染地域から帰国となると感染のリスクが高くなる。

事実、海外から帰国した女性が自宅に帰ってから陽性。帰宅した女性に友人の男性が女性に会い、仕事にも出勤。サッカー天皇杯も観戦したのちに陽性反応が判明した。もちろんオミクロンだ。

日本人だけ入国OKというのはどういう根拠でそうなったのか?日本人だって海外からくるのだから感染しているかもしれない。

自宅療養で家に帰してしまい、はたしてちゃんと14日間隔離生活を守らず、外出する人もいるかもしれない。もし、その人が陽性反応が出たら濃厚接触者が追えなくなる。

今日まで恐らく2~3000人の日本人が海外から帰国している。

当然欧州やアメリカから帰国する人だ日本人が感染しないという保証はどこにもない。

空港検疫を陰性ですり抜けても、3、4日後に自宅で陽性反応が出たらそれは水際対策になっていないのである。

今からでもいい。岸田総理には

「全世界からの入国を日本人含めて禁止する」

「自宅療養はなし。宿泊施設での待機にし、検査を毎日行う」と発言を変えてもらいたい。

デルタ株が2倍になるのが10日に比べオミクロン株は2倍になるのに3日でなる。感染力はかなり強い。

もう市中感染者が確認されているので遅い。

第6波にならぬよう政府のオミクロンコロナ対策をどうするのか?しっかりと分科会と議論した上で対策案を講じてもらいたい。

今回の変異株はイギリス、アメリカを見るようにかなり感染爆発する可能性が高い。

しっかりと感染対策をしないといけないだろう。

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