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私の独り言②昔デイサービス職員だった頃の話

デイサービスの元職員だった私の独り言。

デイサービスでは何処もそうだと思うが、利用者様の送迎に始まり送迎に終わる。二人体制で送迎できる事業所や専属送迎スタッフがいる所であれば違っていただろうが、私の勤めていたデイサービスはほぼ一人で行っていた。

1度外に出て予想外の事が起きたとしても…頼れるのは自分と携帯電話。

スタッフの中には土地勘が無い人、あっても方向音痴の人。色々な人がいる。

さまざまなトラブルが待っていた。

思い返してみよう。今となっては笑い話ですむが、当人にとっては仕事を辞めたくなるレベルかもしれない。

まだスマホではなくガラケーの時代のはなし。

来所しはじめて間もない利用者様の家にはじめて送迎に行くという時は、様々な情報を得る為に必ず行ったことのあるスタッフに前もって聞くようにしていたが、あるスタッフは余裕無く地図だけを頼りに出発していたようだった。

先ずはここでアウト!

余裕無い、段取りがきちんと出来ていない。

いつミスが起きてもおかしくないケース。でもでも私でも起こりうるから人の事は攻められない。がしかしそのスタっフはその後に迷子になって助けて貰うべく事務所に電話をかけてきた。

「すいません9時30分に○○さんの所に行くことになっているんですけど、今自分が何処にいるか解らなくなってます」

すでに時刻は9時40分過ぎ

約束の時間が過ぎている事、迷子になっている事突っ込み処満載

その後スタッフ同士の助け合いにより、遅れること30分、別のスタッフの送迎により10時過ぎに利用者様到着。迷子になっていたスタッフも無事帰還。

めでたしめでたし。

何事もなかったから、良かったのだけれど利用者様によっては命に関わることになるから恐ろしい。

認知症で独り暮らしだったり、ヘルパーさんが送り出してくれたり、家族が送り出してくれたり、様々なケースがある。自宅の中で待っているように伝達してあるが認知症を患った方には通用しない場合がかなりある。ヘルパーさんの契約時間も守らなくてはならない、次の仕事が待ち構えていたりするらしい。

時間前に必ず門の外にて待っている方や迎えが来るという事すら把握出来ておらず用事を作って外出してしまう方。

仮に先ほどのケースで利用者様本人が携帯電話も持たず門の外でずっと待っていたら…考えただけでぞっとする。

30分外でうろうろ

色々な事が考えられる。例えば…

道で転倒してしまったり

事故にあったり

そして水分も摂取出来ていない

熱中症の心配も出てくる季節だったなら

あ~あ恐ろしや

デイサービスの職員皆、頑張っている。デイサービスの中での仕事も、外での仕事も頑張っている。

本当にご苦労様です。皆様のお陰で私の今の生活がなりたっています。

利用者様宅からのねぎらいのお茶を受け取らない様にお断りするのも大変でした、そういえば。ふと思い出しました。

では続きはまた今度。今日も良い事かありますように。読んでいただいてありがとうございます。また覗いて頂けると嬉しいです。