個性とはなんなのか。

ユング心理学において「個性化」という概念がありますが、今回の個性はまた別の概念として扱います。

個性とは自分らしさであり、人間は社会的動物であるとすると、社会的な個性＝他者から見た長所となり、社会の中で際立つ自分の特徴こそが個性となります。

すなわち、「勝った時のやり方や在り方こそが個性」であり、「勝てないようなこだわりは悪癖」と言います。なおしましょう。

と仕事したり対戦ゲームをしたりしながら思うわけです。厳しい考え方かと言うと別にそうは思いません。だって、他人は他人なんだから、他人の内面を見てあげる必要がなければ、見てあげられるほど相手が内面を曝け出しているわけではないので、評価の基準は必然に外観に集中します。

つまり、何が言いたいかというと「内面の安定は各自勝手にやってください」って話でそれこそユング心理学における「個性化」をすればいいだけなんです。曼荼羅を書くなり、自分を見つめ直すなりして、各々が「パーソナルスペース」でやればいいだけなんです。

故に、「これは私の個性なんです」って発狂したように自分が勝手に「個性と思い込んでるなにか」と書き散らかしたものを披露するのは、「私はこう言う悪癖を抱え、放置し、あまつさえ個性と思い込み、改善をしようとしない馬鹿なんです」と言う自己紹介になってますのでご注意をください。

最後に引用で締めようと思います。

「レベルの低い嘘付き」にはおもしろい特徴がある。悪態が見事に「自己紹介」になり、またその主張の内容を逆にすれば、大体事実になる。嘘付きとは心の底まで根こそぎ曝け出す「正直者以上の正直者」なのだ。
エミリオ・クレアモンド著「主義者と嘘付きの生態」P189より

好評だったので動画になりましたーw