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モチベーションの上げ方を考える

去年読んだ本の中でも特に参考になった内容の多かったこちら。

今日が仕事が休みだったため、改めて読み直していたらやっぱりとても重要なことがたくさん書いてあったのでこの記事で共有したいと思います。やることを決めてもなかなか手が付けられない…という方に、ぜひおすすめです。ではさっそく。

目標勾配 / It's goal soon

──「どれくらい遠いか」よりも「どれくらい近いか」を振り返る

A:コーヒーを10杯飲むと1杯無料になる
B:コーヒーを12杯飲むと1杯無料になる、ただしスタンプは最初から2個押してある

→Bパターンのスタンプカードを渡された人たちはAパターンのスタンプカードを渡された人よりもはるかに多く無料の1杯を手に入れた。

解説
ゴールを提示されると僕たちはゴールまでの距離を意識できますが、その距離が全く同じであってもとらえ方によってモチベーションに変化が発生します。スタンプカードをすべて埋める、という状態においては残りあと10個という条件は変わりません。ですがAパターンは0/10であるのに対してBパターンは1/6という解釈をすることができます。僕たちはなかなか継続することができない人間という生き物です。「まだこんなに遠い」ではなく「もうここまで来ている」というマインドセットのほうがゴールにたどり着ける確率が上がるはずです。

悪習を直ちにやめる / Children winning temptation

──やりたくないことは「どうしたらやりたくなるか?」を考える

4歳の子供たちを一人ずつの部屋に移動してもらい、椅子に座ってもらう。テーブルの上にはお皿に乗ったマシュマロが一つあります。そして
「僕はちょっと用事がある。そのマシュマロを上げるよ。僕は15分で戻ってくる。それまで食べるのを我慢できたら、もう一つマシュマロを上げよう。ただし僕がいない間にそれを食べたら二つ目はなしだよ。」

結果として約2/3の子供はマシュマロを手でつついたり、なでたりして最終的に我慢できずに食べてしまった。1/3はマシュマロから目を背けたり手遊びをするなどして注意をそらそうと努力し15分食べずに待つことができた。

10-15年後に追跡捜査をするとマシュマロを我慢できた子供たちはマシュマロを我慢できなかった子供より大学進学適性試験の点数で2400点満点中平均して2100点高かった。

この実験から言えることは

一つの誘惑に勝てる
ということは
他のあらゆる誘惑に対しても、自制心が働きやすいということ。

【解説】
一つの誘惑に勝てるとあらゆる誘惑に勝てる。
逆を介すと一つの誘惑に負ける人はあらゆる誘惑に負ける、といった仮説が成り立ちます。厚労省の発表によると、所得の低い人ほど野菜や肉の摂取量が減り、米やパンなどの穀類の摂取量が増え、喫煙する割合が高いそうです。また喫煙者ほど缶コーヒーの消費量が多いというデータもあります。

これはデータなのでひとくくりにすべきではないですが目標に対して「自分をコントロール」できる人ほど所得が高くなるのは当然であるような気がします。我慢できない場合はどうすればいいでしょうか。
我慢は「我慢」だととらえたとたん、するのも、させるのも難しいものになります。
すなわち、我慢していることを考えられないような状況を作るのが一番です。見ない、聞かない、言葉にしない。
痩せたい→グルメ発信をしているTwitterアカウントをミュートにする
皿洗いが嫌い→皿洗いをするときに大好きなアーティストの音楽を大音量で流す。そしてそのアーティストの歌詞をいつもより注意深く聞いてみる。そうすることで皿洗いは嫌いだが、皿洗いの時間は好き、という感情の変換をすることができます、我慢してやることも好きなこととくっつけることで続けることができます。それはいろいろなことに応用も可となります。

意思決定力 / I will change now

──今からでも遅くない、を口癖にする

3人一人で30組のグループを作ります。

A:マネジメント能力はある人はあるし、ない人はないと考えている人たちのグループ

B:マネジメント能力はいつでも伸ばすことができると考えている人たちのグループ

彼らにとある経営シミュレーションの課題を与えると時間がたつにつれてBチームのほうが成績がよくなっていった。また意思決定をする場面で両チームに特徴がみられた。
Aチームは自分と相手はどちらが優れているかを気にした。
Bチームはメンバ同士で率直に自分の意見を言い、ためらうことなく反対もした。

つまり、リーダーが成長できる、というマインドセットを持っているとチームメンバーが考える力を持つことができる

自分は成長できる、と信じれば集も成長できると信じることができます。すると、経験やねんrネイを問わず、偏見を持たず、広く意見を集めることができます。結果的に全員で伸びていくことが可能になります。

最後に

各章見出しで参考になったいくつかを抜き出して書いてみました。いかがでしたか。気になった方はぜひこの本をとってみてください。1300円程度で安めなのでとてもおすすめです。例えばめんどくさくて英語の勉強のモチベーションが上がらず継続できなかった場合。この本のやり方を1つか2つ(時間にしたら10分程度で読み切れる内容量)で、英語の勉強を継続させることができ、バイリンガルになれたとします。あなたの収入は、確実に1300円なんて比じゃないレベルで上がっていくはずです。
この本は、何かを変えたいあなたのための投資になるはずです。僕自身、この本のおかげで現在Noteの毎日投稿も4か月近くでき、英語も毎日勉強できています。少しの差が五日の自分を圧倒的に強くする要因になります。一緒に頑張っていきましょう。ではまた。

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