起業して何を実現したいか?

 起業したいと俄かに言い出したのが、たぶん今年に入ってからなんですよね。記憶は定かではないのですが、確かそれくらいだったはず。起業という選択にそもそも興味が湧いたのは、昨年の10月くらい。記憶が定かではないのに、なんでそんなに具体的な月がわかるのでしょうか。答えは簡単、Amazonの書籍購入履歴を見ると、ちょうどそのあたりで起業に関する書籍を買い始めてるんですよ。

 書籍の購入履歴を見ると、そのとき自分は何に興味があったのかが一目瞭然なので、なかなか面白いです。書籍の購入量は2023年から急増していて、web3を学び始めたのも、ちょうどその頃。AIなどのテクノロジーにも興味があったのか、CharGPTの解説本や、データサイエンスの書籍を購入したりもしていました。
 で、ある時点から歴史や哲学、あるいは思想に関する書籍の割合が増えるタイミングがありました。このあたりで『COTEN RADIO』を聴き始めたんだと思います。そこからは一気に読書の幅も広がって、自然科学と人文学、アートなど、いろいろな分野にどんどん興味が湧いていったのを覚えています。

 起業に話を戻しますと、そういった読書遍歴も振り返りつつ、今の自分にとって何に興味があるのかを改めて考えてみたところ、気になっている分野というのが具体的には二種類あるんだろうなということがわかってきました。そのうちの一つは教育。もう一つはweb3領域です。
 ただ、これだけではあまりにも幅が広すぎるので、もう少し具体的に書いてみます。まず前者に関しては、「既存の教育システムには組み込まれてはいないが、人類にとって絶対に学んでおいた方が良い学問領域が存在するのではないか?という仮定の下、それらを提供できるような何かができないか」ということを考えています。また後者に関しては、現時点ではかなり曖昧な状態なのですが、少しだけ書きますと……「我々の基本OSである、資本主義と民主主義というシステムに限界が見え始めている現代社会において、その解決策となるポテンシャルを有するweb3の非中央集権という概念が、新しい社会システムを作り出す端緒となり得るのではないか」ということをぼんやり思っているんですよね。

 この辺り、まだまだ勉強不足ですし、それゆえに解像度も著しく低いんですが、なんかこう、起業の芽みたいなものは自分の中にあるのかなぁと、勝手に思っています。

 僕のイメージとしては、前者によって教育に変革をもたらすことで、人々の共通認識を塗り替えます。その結果として、人類全体の合意形成コストを引き下げ、より良い社会へと歩を進めるスピードを引き上げることが目標です。そしてその最終形として、多様性が担保された寛容な社会への移行を目指したい。さらに後者は、その「より良い社会」を担うシステムの役割を果たします。過度な金融資本主義を是正し、一人ひとりが社会に対して貢献感を持って生きることができるようにしたいんですよね。中央集権を脱し、個人の力によって同時多発的に社会にインパクトを与えることができないかなぁと。DAOのような仕組みを使って、ボトムアップで社会を変えていくというのが、web3によって実現できるのではないかと考えています。

 長くなりましたが、今ぼんやり思っていることを思いのままに書きました。社会の大きな変化というものは思想ベースで始まります。ゆえにこれからもたくさん学んで、まずは自分の考えをもっと深めていきたいなぁと考えています。

 それではまた!

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