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ラッセラ♪

雪に支配される季節がやって来た。
静寂の冬。

ラッセーラー、ラッセラ♬
と情熱的に跳躍して歓喜した夏は、
もはや遠い遠い記憶。

風くんの『まつり』を初めて聴いた時、
え? 「ラッセラー」って歌った?
と、衝撃が走った津軽の民は多いはず。

3月にリリースされたアルバムには
本当に救われた。
聴く度、思いきり泣く事ができたから。

大切な存在を立て続けに失い、
悲しみにどっぷり浸かったまま、
花祭りも、夏祭りも過ごした。

そして、あっという間に冬。
間もなくひとつの区切りの日が来る。
その日、『まつり』を生で聴けるかも。

パナスタでは『ガーデン』が沁みて沁みて、
でも、汗ばむ暑さだったから涙は堪えられた。
厳しい寒さの中で聴いたらどうなるか…。

愛おしさも、たくさんの思い出も
ずっとずっと大切にしておきたいけれど、
そろそろ悲しみは手放そう。

血の繋がった家族、繋がらない家族。
これほどまでに心を埋め尽くす存在に
出会えて、一緒に暮らせてよかった。

Uターンして11年。
初めて一人きりで過ごす年末年始。
見送った家族たちを思いながら過ごそう。

5年生存の壁も超え、まずまず健康。
感謝して残りの日々を生きねば。
風くんの音楽があって本当によかった。

さて、りんご県の民としては、
冬はりんご仕事。
加熱したりんごが好きなわたくし。

紅玉ジェリー、紅玉ジャム、
あおり25と生姜のジャム…を
仕込むキッチンに漂う甘酸っぱい香り。

BGMで藤井風風味を加えながら、
せっせと瓶詰めしたら、
次はグラニースミスでタルトタタンをば。




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