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読書日記。入院(期間)編『イダジョ研修医編』史夏ゆみ著

女子医大生が主人公のシリーズ第2弾を早速読了。

主人公と有能なエリート青年医師との恋愛は、レディスコミック的な展開で、何だかふわふわしているけれど、ロマンスは大事w。

女性医師の出産のタイミングというのは(いや、医師に限らず懸命に働くすべての女性にとって)、かなり悩ましいらしい。主人公はその辺りの計算と実行力に長けている。この作品は何もかもがスピーディに展開し、本人の葛藤などもあっという間にクリアして結果が出るから爽快である。

それにしても主人公はモテモテだ。しかも、好意を寄せてくるのはイケメンばかりw。鈍感なふりをしても許されるキャラ(だと自覚しているっぽい)は、実際に身近にいたらちょっと苛つくかも。小説の中でも、同性の嫉妬や反発を受けるのだけれど、ほぼめげないw。そこが魅力でもある。

決して順風満帆とはいえない要素も盛り込まれているのに、終始明るい。悲壮感がない。湿った感じがない。曇りがない。究極のマイペースを貫く彼女はあっぱれ。ドライで、キレがいい。きっと続編が出るだろうな。

そういえば、わたしの婦人科の主治医(女性)が妊娠中のようだ。先日、病棟ですれ違った際に、お腹が大きいのに気づいた。診察中は座っているのと、白衣を着ているのでわかりにくい。おめでとうございます。

産休に入られたのか、わたしの担当は、それこそ医師になりたての若い女性に変わった。明るく快活な彼女は、いいお医者さんになる気がする。

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