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創作小説の難しさ「林檎と親父」

おはようございます。
紗世でございます。
「林檎と親父」を読んで下さった方々本当にありがとうございます。
「林檎と親父」は「ねこまんま」の続編です。「ねこまんま」は主人公、聡が父の死を知り、実家へ行き、夜半に父の亡霊を見る、という話です。2000字のホラーを応募しようと書いた作品でした。

私の死んだ父親もねこまんまが好きでした。好きというか、自分で料理などできない人なので母がいない時は炊飯器から飯をよそい、かつお削り節をかけて醤油という簡易な飯を食っていたのでした。
「ねこまんま」の聡の母は料理がクソ不味く手料理を家族に食べさせるタイプの女性ではありません。
外に出て働き家計を支えているのです。
この母はスナックを経営しています。
したがって日夜仕事に忙殺され、子供を細やかに見やる余裕がありません。
父は放浪癖があり、アルコール依存性の傾向がありました。
結婚当初はスナックの共同経営者として酒やおつまみを作って店にいました。
父は調理師免許も持っていました。
しかし、いつからか、客と一緒に飲むようになり、ある日ふいっと家に帰って来なくなります。しばらくすると帰って来るのですが3日、5日、一週間とふいっと何日もいなくなるのです。母は父を見限り仕事に一心不乱に打ち込むのでした。
そんな両親を息子の聡は嫌な気持ちで見つめていました。反発もしたでしょう。しかし反発しても母は聞く耳を持たなかった。生活に追われて子供に時間を取る余裕がなかった。
父はスナックを手伝おうとせず何日も帰って来ない。帰ってきたら来たで朝から酒を飲んでいた。母は仁王像のような憤怒のおそろしい顔を常にしていた。
その両親と息子、聡の物語をまた書きたいと思いました。しかし、細やかな設定を深めず書き出してしまいましたのでかなり曖昧なまま公開してしまいました。
2話からまた書き直して公開していきたいと思っています。
読んで下さった方々すみませんでした。
またよろしくお願いします。

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