『バイオレント・ナイト』見たよ。

さて、ようやく鼻に詰めたガーゼも取れて、あとは傷が塞がるのを待つばかり。ただ、病院が予定してたはずの検査項目を追加してなかったことにイラッと来ていたりもします。しかも二回目。でも、病院ってなかば自分の体を人質に取られたような状態だから、あまりセンセー気を損ねるようなことも言えないですね。ネット弁慶極まれりです。


『バイオレント・ナイト』
あらすじっ
ホンモノのサンタが、強盗人質事件に鉢合わせ。

まあこれはこれくらいでいい。
アイデア一発勝負で、予告篇以上の面白さはないけど、ハードルを誤差なく飛んでいくくらいにはできている。かな。

まああらすじでわかってることではあるけれど、そのホンモノのサンタって要素は、最初に本物だと見せちゃっていて、登場人物と一緒に驚くようなシーンにはなってない。


もともとヴァイキングだったって設定も、タフネスには活かされてるけど、それほど強いってでもない。強いは強いんだけども、セガール映画みたいな無敵にしたいのか、ダイ・ハードみたいにボロボロになって頑張るのかが中途半端な気もする。

また、少女がホーム・アローンにハマったって前フリから、トラップ作ったりするのは楽しいけど、サンタとの相乗効果という感じは薄く、それぞれ別個にある感じで、もうちょっと、離れた二人の協力関係が見たかったところではある。

うん。まあそれは欲を言えばってはなしで、予告編とあらすじから傑作を期待してたわけでもないしね。

ってことでどうでもいい話に、切り替えって言おうと思ったけど、ここまでも十分どうでもいい話だな。

時たまクリスマスネタで、グリンチとかスルージって名前がでてくる。で、本作の敵役もスクルージって偽名を名乗る。
でもスクルージって、最後に改心するまでがセットのイメージだから、単なる敵なのは違和感がある。
ちょうど、災厄の例え話で、パンドラの箱を開けてしまったって言うことあるけども、それって結局、希望が残ってたまでがセットになっちゃってるから、なんか災禍を招いたの例えとして失敗してないかなーと思うわけですよ。

そんな感じで
クリスマスを台無しにきた強盗がスクルージって名乗るのも、その例えは成立しているのだろうか。
というか、本作もスクルージにこそクリスマス精神を呼び起こして上げるべきで、そこに名作になれる余地があったんじゃあなかろうか。
まあそこまでは求めて無いわけだけど。

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