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【K.G.F】「ロッキー=カルナ説」についてロッキーにクソデカ感情を抱くインド神話初心者が今更壁打ちしてみた

前置き:以下の文章は全部ただただロッキーのカッコよさについて語りたいだけのオタクの妄言です。

めっちゃいまさらな話をするんですけど、ロッキー=カルナ説が読みたくて天竺奇譚先生のnoteにたどり着いた。

そしてnote記事の中にあるIMDbの記載にピンときた。(注:天竺奇譚さんも言及されている通り、出典は判然とせず!)

原文は英語ですが、Google翻訳に訳してもらうとこうなる。

プラシャント・ニールはインタビューで、この映画は叙事詩『マハーバーラタ』から完全にインスピレーションを得ていると語った。コーラー・ゴールド・フィールズのギャング一家はクール一家をベースにしており、狂気の老スーリヤヴァルダンはドリトラシュラ/ビーシュマに似ている。ロッキーのキャラクターは、現在進行中の家族の確執に介入し、この確執の真っ只中に英雄として現れるカルナ (マハーバーラタの主人公) に完全に基づいています。マハーバーラタと同じように、カルナはクール家の運命を変えます。ロッキーはゴールドフィールドに行き、ギャングファミリー全体とそのリーダーの運命を変えます。ロッキーは、下町から地球上で最も権力のある人物へと成長します。彼は魅力的でハンサムなヒーローです。彼は貧しい人々にとっての助け手、救世主、あるいはダーナヴィアです。彼は自分の言葉に毅然とした態度をとっている。(- IMDb ミニ伝記 著者: Angel)

Prashanth Neel - Biography - IMDb

ホエ!?!?!マジですか?!?!?!マジならたぎる!!(注:ただ出典はいまいちようわからん)

そもそも、なぜロッキー=カルナ説を探し始めたのかというと、3周目?(何回もみてる)のゲームさんぽで、「あれ?このカルナって神様、なんか性格がロッキーに似てない?」と思ったからである。

パン、カタカナ覚えるのすごく苦手で……インド神話の本も読んだけど読んだそばから神様の名前を忘れていくの……。でもさすがに最近記憶が定着してきた&ちょっと解像度あがってきたなと思ったので、改めて見直してみたわけです。

FGOやったことないので大変恐縮なのだがpixivのwikiを参考にさせてもらうね。ここを参考にするでいいのか?という気持ちはありつつ。

読んでみると、「人物」の項目から得られる性格についての描写、やっぱりほぼロッキー。パンのロッキー解釈にぴったりきすぎていて戦慄。もしかしてパンの脳の中身漏れてる?

非公式のwikiということは念頭に置きつつ、そしてパンがロッキーに狂っているからそう受け取れるだけなんじゃないかという気もするんですが、目立つところだけ引用させてもらって壁打ちを続けよう。

まずはカルナの生い立ちについての記載から。

挑戦権を低い身分のせいでことごとく認めてもらえないという不遇

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

Chapter2冒頭で「縁故主義か、インドらしいぜ」とカマルにキレるところを思い出す。ロッキーのような生まれの人間は、正規のルートでは絶対にあの玉座に座れなかったはずで、ロッキーもそれを自覚している。金持ちの家に生まれて相応の教育を受けていないと、挑戦権すらないわけだよね。ふむふむほうほう。

何かを乞われたり頼まれた時に断らない事を信条

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

ナラチで「女の子に名前を付けて」と言われたときがいちばんわかりやすい。おそらくロッキーは、老人と女子供に頼まれたことは断らないと思う。(パンの妄想です)ベンガルール行きやナラチ行きはロッキー自身に目的があるからそれは除外してよいと思うが、ロッキーは基本的に自分の利益にならないことであっても、相手のためになるなら断らないような気がする。

あらゆる苦難・理不尽すら全て「それもあり」と受け入れ、それでいて全てを恨むこと無く、恩義には必ず報いるという義理堅く底抜けに前向きな人物

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

叔父貴に受けた恩義には報いようとしている感じが見て取れる。

あとクソムカつくな~と思いながらもシェッティを最後の最後まで殺さないのって一応食わせてもらった恩義があるからなんじゃないのかなって思ったり。でもリナを侮辱されたので殺す

(※ちょっともっかい本編見直して追記する。基本的にはロッキーってすごく義理堅い人間だと思っている。でも具体的にどのシーンって言われるとパッと出てこないや)

相手の本質を見通す能力を持つが、実直すぎるが故に歯に布着せぬ物言いや言葉足らずなところから、カルナは相手の全てを肯定し賞賛しているつもりでも、相手には皮肉に受けとられてしまう(中略)一言多いように見えて、一言足りない

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

特にリナに対してず~~~~~~~っとこれ。あまりにロッキー仕草すぎて笑ってしまった。一生懸命ほめて口説いてんのに全然リナに響いてないのが最高にかわいいよね。

あと業務に関してはロッキー、まじで報連相ができない。叔父貴とか部下も大変だよね。何かやるときには事前に相談してください

一方で他者からの指摘、特に自覚が及んでいない点を直球で指摘されることに脆い一面

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

アディーラに狙撃されて意識朦朧のなかシェッティから電話がかかってくるシーン。リナに「あなたのお友達も娯楽が欲しいって」とすごまれて初めて「あ?」という顔をするロッキー。

Chapter2冒頭の「君は俺の娯楽だ」発言の真意は事細かに説明しなくても伝わるだろうと思っていたのか、説明するのはダサいと思っていたのか、自分の行いを見てリナが察してくれると思っていたのか。

とにかく世界中の女(主語デカ)が「リナが傷つき怒ってることに今気づいたんか?!?!!」と突っ込みたくなるこのシーン。ロッキーはリナが深く傷ついていたことをここで初めて知った感じがする。(これ、個人的にはリナをドバイに連れていった理由だと思っている。ちょっとまだ言語化できるほど整理できてないんだけど)

全く偽ることを知らず、全てを素直にさらけ出し、驕らず、阿らず、悪と呼ばれようと義と信念に殉じて戦う

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

ロッキーに夢見ててすいません

彼の悟りの境地と言える“無我”の精神性

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

めちゃくちゃ自分勝手でやってること全部自分の欲望のように見えて、その実根っこの部分が無我だったっていう。ロッキーがただ唯一自分のためにやったことがあるとすれば、リナをKGFに連れてきたことだけだと思っている。ヒュ~!

無益な闘争は避けようとするが、「戦士」の矜持を持ち出して決闘を望まれれば、理由次第でそれに応じる武辺者

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

ロッキー、ラミカにも言ってましたが基本的には闘いは避けたい人なんですよね。でも暴力に愛されてしまっているので避けられない……。でもやると決めたら絶対勝つよ、って宣言してたもんね。ラミカにはラミカの正義があってそれはロッキーの生きる世界とは違う道理のうえに成り立っているんだけど、彼女の譲れないものであるということは認めている。なぜか人間、信じる神が違えば戦うしかないのである

唯一自分を認めてくれたカウラヴァ百王子長兄ドゥリーヨダナとともに、アルジュナ達パーンダヴァ五兄弟と敵対する

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

これ読むと、叔父貴がドゥルヨーダナとして描かれてる?という気もする。

ちょっと話がそれますが、カルナの実のお父さんってスーリヤ(太陽神)なんだね。

なんかロッキー、ラミカ、アディーラ、それぞれ違った境遇に生まれたけど全員実は同じ信念(ルーツ)を持っていて、それぞれの正義を行使するというバカでかいifの話のような気もしてきたな(いやでもやっぱそうなるとアディーラが異質だな)

追記:あ、でも下記のような記述が本当だとすれば違うのか。ちょっとまだ「クール一家」って言われてもわかんないっす……!すんません……!

コーラー・ゴールド・フィールズのギャング一家はクール一家をベースにしており、狂気の老スーリヤヴァルダンはドリトラシュラ/ビーシュマに似ている。ロッキーのキャラクターは、現在進行中の家族の確執に介入し、この確執の真っ只中に英雄として現れるカルナ (マハーバーラタの主人公) に完全に基づいています。マハーバーラタと同じように、カルナはクール家の運命を変えます。

Prashanth Neel - Biography - IMDb

よし次行こう。

非常に高い能力を持ちながら、血の繋がった兄弟と敵対する悲劇を迎え、様々な呪いを受け、その真価を発揮する事なく命を落とした英雄

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

いろいろ気になる点はあるけど無理やり話を進めると、アルジュナにあたるのは多分ラミカなんだろうな、ラミカは多分カーストも申し分なく家も裕福で満足に教育を受けられる環境で育ったという設定なのかなあ。わからんけど。もしかしてモデルになった首相とかいるのかしら。(このあたりもまだインド近代史とか政治のとことか勉強中……。)(もしかしなくても、インディラ・ガンディー?独裁的で人気があって女性っていうと今のところ彼女とダブるんですが、どうなんでしょうか。。。2024.04.20追記)

そうするとなぜアディーラというキャラを作ったのかがやっぱり謎だなあ(やっぱりロッキー=カルナ説は思い違いなのかしらん?)

うーん、アルジュナの役割というか要素をアディーラとラミカの二人に分配したりしているのかなあ。ほんとにこれ思い付きで書いているだけなので、今は無理やり当てはめるのはやめとくか……。

彼が激昂する場面は殆どない。

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

これは全然違う(笑)ロッキーはいっつもすっごい怒ってる(笑)怒った顔がまたかわいいんだこれが。やっぱり違うかもしれん(笑)(笑)(笑)

気高く無欲な人格者だが、ただひとつ生涯のライバルたるアルジュナとの確執だけは拭い切れようもなく、彼を前にすると何時もは見せることのない闘争心と積極性を見せる。

カルナ(Fate) - ピクシブ百科事典

ロッキーがラミカに会いに行ったとき、「正義の味方は俺とアンタだけ」(※)みたいな、自分と彼女を同一視するようなセリフがあったよね?

(※注:正しくは「不公平な世の中で正義の味方は あんただけ」「世界は不公平 あんたと俺を――善人にしてくれない」でした。2024.04.20追記)

ラミカとロッキーは手法は真逆だけど信念を分かち合っていて、根っこが同じだということが分かっているからああいう言い方をしたのではないかと思う。で、ロッキーもラミカに関してはすごく執着するんだよな。

ちなみにChapter1撮ったときにはChapter2の構想がすでにあって、きっとアディーラ役とラミカ役のアテもあって交渉中くらいの感じだったんじゃないかと勝手に思っているけどどうなんでしょう。

なんかロッキーがカルナの持つパーソナリティを下地にして作られているというのは結構パンのなかで真実味を帯びてきたんだけど、キャラだけなのかもしれん。KGFのなかで役割とか関係性のところまできっちりマハーバーラタをやり切ろうとしたわけではないっていうか。

というわけで壁打ちしてたらなんか自信がなくなってきた!!!!もっとカルナのこと知りたい!!!!

天竺奇譚先生もかのnoteで「ロッキーはカルナではなくてほかの登場人物になぞらえているのではないかという気がしてきた」とおっしゃっているので何とも言えない~。ちょっとほかの方の考察も読んでみたい。どこにあるんだ。

これはもうなんとしてもマハーバーラタ読まねば……。

追記(2024.04.15 19:51)
もう一回件の動画を見直してみて、クリシュナ=グルパンディヤンということにするとうまくいくかも……?
ビーマの息子ガトートカチャ=アディーラっていう見方もできなくないような。

鎧とピアス=リナ(ロッキー自身にブレーキをかけて守るもの)と解釈すると、それを失ったあと丸腰初期装備になって失うものがなくなったロッキーが切り札の「槍」(デリーに行ってグルパンディヤンを撃つ)を使って、アルジュナ(ラミカ)との戦いには勝ち目がなくなる、っていうところまでは当てはめて考えられそう。無理やりだけど。

追記(2024.04.15 22:09)
クール一家、ドリトラシュトラ、ビーシュマの話、ちょっと調べてみただけだけれども、アディーラやガルダはやっぱりこっちの陣営の誰かが当てはまりそう。Chapter1までは「パーンダヴァ側ではなくてカウラヴァ側が勝った」というif設定??

「5兄弟から財産を奪って追放」というのを読むとやっぱりロッキーのモデルはドゥルヨーダナなのかな?と思ったりもするけど、今のところ(パンのカルナに関する知識がFGOのカルナに関するpixiv百科事典とWikipediaしかない状態、笑)はカルナのパーソナリティや振る舞いがもっともロッキーという人物像に近いと感じる。ただしパンの思う理想化されたロッキーである。

カウラヴァ側がロッキー陣営、パーンダヴァ側がスーリヤワルダン一味、そのなかのキャラクター(神様)のパーソナリティ的なところはエッセンスだけ残しつつ結構いろんなキャラに付け替えちゃってるところもあるのではと思ったり……。

以上、全部妄想です!
ああ、楽しかった。はやく原典を読んでみたいなー!

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