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「お行儀のよい被治者」の育成システム

 今月最初のエントリで「自律(Autonomie)」について考えたい、といったことを書いたけれども、そもそもこの概念自体が高度に哲学的なものなので、それについて語るとなると、ウェブ記事の範囲では、なかなか難しいということになる。日本の人たちは多くの場合において、このような哲学的概念(術語)の扱い方について十分な教育を受けてはいないし、ゆえに基礎的な知識や理解も、残念ながら不足しているからだ。

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