断れない人のための「断り方」
こんにちは、ねぎしです。
あなたは断ることが得意ですか?
仕事をたくさん依頼され、残業をたくさんしてませんか?
この記事を見ている人は、断るのが苦手なやさしい人だと思います。
ただ、その優しさで自分の時間を削っているのはもったいないことです。
あなたの時間は無限ではないので、断り方をマスターして
自分の時間を有効活用しましょう。
断るための準備
断るためには、まず事前に準備しておくことが2つあります。
・能力の輪
・尊厳の輪
この2つの輪を定義しておくことです。
<能力の輪>
これは「自分のできる範囲」のことを指します。
自分のできないことは引き受けないと決めておきましょう。
これは、洋食屋のシェフに「寿司を握って」とお願いするのと同じことです。
自分の専門外や得意な分野以外のタスクは、
良いパフォーマンスを出すことはできません。
「いや、断ったら信頼が崩れるんじゃないか」と思っている人もいると思いますが、
そんなことはありません。
むしろ自分の苦手分野の仕事を引き受けて
失敗する方がリスクが高いです。
自分の得意分野の仕事のみを受け続けていた方が信頼を築くことができます。
<尊厳の輪>
これは「自分のやりたいこと、やりたくないことをはっきりさせておく」ということです。
特に、やれるけどやりたくないことも
事前に決めておきましょう。
「受ける仕事を金額で決める」
こともやってはいけません。
そのたびに「この仕事やりたくないけど、お金が結構もらえるんだよなあ」
と悩むことになってしまいます。
事前に「やりたい仕事とやりたくない仕事」をはっきりさせておくことが大切です。
では何を基準に線引きをすればよいのか?
これは、5秒以上悩むかどうかです。
自分のやりたいことだったら、5秒も悩まずに即答できるはずです。
5秒以上悩んでしまうということは、
実はやりたくないと感じています。
波風を立てずに断るポイント
「断る基準の決め方については理解できたが、実際何といって断ればいいんだろう?」と思ったかもしれません。
断り方には2つポイントがあります。
・「今回だけ」のお願いも断る
・「断り方の公式」を使って断る
<「今回だけ」のお願いも断る>
他人からのお願いには、
「今回だけ、何とかおねがいできるかな?」といったこともあると思います。
しかしそれは受け入れてはいけません。
後になって、「なんであの人のお願いは聞いたのに、私のお願いは断ったんだろう」と思われてしまいます。
なので、準備でも説明した通り、
自分の断る基準を絶対に曲げないということが大切です。
そうすることにより、
自分の意見に一貫性が生まれ
むしろ他人の信頼を得やすくなります。
<「断り方の公式」を使って断る>
断ることが大切だからと言って
「嫌です」
「絶対やりません」
のような言い方をしていたら
関係は悪化してしまいます。
そのため、断り文句にも気を付ける必要があります。
その公式は
謝罪(感謝)+理由+断り+代替案
です。
たとえば残業を頼まれた場合
「すみません。選んでいただいて大変ありがとうございます。
本日予定がありまして、お引き受けできません。
明日の午前中であれば終わらせることができますがいかがでしょうか」
といった具合に断ると
相手も嫌な気持ちになることはありません。
特に感謝を伝える部分が大切です。
断るということは、基本的に相手を否定する言葉になってしまいがちなので、
肯定のことばである感謝をできるだけ伝えましょう。
任されるということは、
それだけ信頼されている証でもあります。
ですので、その「自分を信頼してくれいている気持ち」については肯定的な態度でいることが大切です。
まとめ
・事前に能力の輪と尊厳の輪を決めておく
・イレギュラーなお願いも、決めたこと以外なら断る
・5秒以上悩んだら断る
・断り文句は「謝罪(感謝)+理由+断り+代替案」
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