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上司「分からないことあったら聞いてね」上司「それくらい自分で考えろ!」の解決策

上司「分からないことあったら聞いてね」
私「はい、分かりました!」

〜数日後〜
私「ここが分からないです」
上司「そんなことぐらい自分で考えろ!」

こんな理不尽な話、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
今回はこれに対抗する解決策を紹介します。

結論

相手(上司)に考えさせず、
自分(部下)の考えを添えて質問する。

原因

あなたも人間なので、分からないことがあるのは当然です。
分からないことを人に聞くのは悪いことではありません。

この問題の主な原因は部下の質問の仕方にあります。
ダメなポイントは2つです。

  1. 上司(相手)に考えさせてしまっている

  2. 部下(自分)の考えを述べていない

例えば上司から
「商品Aの売り上げアップのための提案資料を作って欲しい」
とお願いされた場合を考えてみます。

この時、あなたが
「どうやって作ったら良いか分からないので教えてください」
と聞いてしまった場合、「自分で考えろ」と怒られる可能性が高いです。
なぜなら上司はどうやったらよいか考えるところから仕事をお願いしているからです。

提案資料を作成するためにはざっくり以下のような手順があります。

① 提案資料作成までの具体的なやり方(2~3)を考える
② 商品Aの現状の売上を調査
③ 売上をアップさせるための案を考える
④ 資料に落とし込む

上司としては、①を始めるところからお願いしたいのにも関わらず
「どうやったら良いですか?」
と質問してしまった場合、
上司に①の仕事をやらせていることになります

上司は①を含めて仕事をお願いしているので、
この質問に回答した場合
この仕事を自分がやってしまっているようなものです。

また、初手で「どうやったら良いですか?」とだけ聞いてしまった場合
自分で考えてみました感が伝わってないので
「こいつ考えてるのかな?」と思われてしまいます。

解決策

解決策は簡単です。

  1. 上司(相手)に考えさせない

  2. 部下(自分)の考えを添えて聞く

例1

NG「どうやったら良いですか?」

OK「こういうふうに進めようと思っているのですが、進め方あってますか?」

この場合上司にはあってる/あってないの判断のみお願いしていて、
進め方を考えさせていない。

例2

NG「ここがわからないです」

OK「〇〇か△△だと思うんですが、どちらが正しいですか?」

この場合も上司に考えさせているわけではなく選択をお願いしている。
結果的に上司も一緒に考えることになったとしても
案をいくつか考えたという時点で、上司に丸投げしていない。

例3

NG「ここがエラー出てしまったのですが、どうしたら良いでしょうか」

OK「エラーが出てしまって、〇〇と△△を試してみたのですが今度は××というエラーが出てしまいました。他にどうしたら良いでしょうか?」

自分で考え、検証してみたことが伝わる。
NGの例だと、エラーが出た瞬間自分で考えることを放棄して他人に聞いている印象になる。

本当にどうして良いか分からないケース

仕事によっては、難しくて進め方すらどうして良いかわからないというケースもあると思います。
そんな時は
「どうやったら良いか分からないので、進め方だけ教えていただけないでしょうか」と聞きましょう。
「どうやったらいいか分かりません」という言い方ですと、分からないので全部教えてくださいという印象になってしまいます。

結局は伝え方の問題です。
「こいつ考えてないな」と思わせないことが大切になります。


上司に問題があるケースもある

もちろん、全ての原因が部下にあるわけではありません。

  • めんどくさくて部下に丸投げしている

  • 部下の能力を大きく超える仕事を振っている

このような場合、上司は上司としての仕事をサボっていることになります。

こういうケースであれば、上司や職場を変えるように工夫しましょう。

まとめ

今回私が伝えたかったのは
「一見すると上司が矛盾しているように見えるが、それは部下の聞き方が悪いケースもあるのでは?」
ということです。

コミュニケーションで人と揉める時、
どちらかが100%悪いということは絶対にありません。

また、人の行動は変えることができませんが
自分の行動や考え方は変えることができます。

何か問題が発生した場合は、
「自分の行動変えたら改善するかも」
と一度考えてみてください。

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