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公民館で落語を。

ふと、思い立って近所の公民館で落語を見てきました。

やはり高齢者が多いですが、200人くらい入るホールはほぼ満席。意外と言っては失礼ですが、人気なんですね。

元々落語は好きで、昔、けっこうたくさんのテープを持ってました。(テープというのが年を感じさせますね)

そのテープに録音された噺家は昭和の大名人が多く、志ん生、円生、文楽……、早々たるメンバーでした。当時から存命していない人ばかりだし、古い録音なんだけど、びっくりするくらい面白くて、ずっとテープ聞いて笑っていました。

さて、久しぶりに生で聞く落語は、なんか、今風でした。

江戸弁って落語の世界でも減ってきてるのかな……。特に若い前座さんは、地方の訛りが残っているように感じました。いや、別に方言が悪いんじゃなくて、江戸弁じゃないことに違和感があるのです。

不思議なのは、昔のテープの大師匠たちのほうが古いのに、なんだか本質的に新しい。新しいというか、ずっと続いている何かがある気がします。

☆    ☆    ☆

公演の中では、色物の太神楽がすごい良かった。

体を張った芸は、それだけで客を圧倒しますね。まだ、お若いと思うのですが、どれだけ練習すればあんな芸ができるのだろうかと、真剣に考えてしまいます。なんといか、ワシもまだまだがんばるべーと、と思わされました。

ハラハラドキドキと楽しんで、さらに明日への活力までいただける。芸とは、なんと贅沢なものなのでしょうか。これが1000円なんて、有難いことです。


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