アジカンの個人的に好きなアルバム3選!

どうも、ねいびぃです。
お久しぶりです(笑)

7月にアジカンから「サーフ ブンガク カマクラ(完全版)」がリリースされましたね!

それから一か月ほど鬼リピしていたのですが
「あれ?俺ってアジカンの曲レビューしてなくね?」と思い勢いのままに書いているところです。

ということで今回は、
アジカンの個人的に好きなアルバムを3枚選出、
そのうえで各アルバムで好きな曲を3曲に絞って紹介していきます!

共感してくれたり「なんであの曲がないんじゃ!」とか言ってくれたりすると喜びます。

1枚目「ワールド ワールド ワールド」

基本的に世界情勢や過去にあった出来事などについての言及が多い。
個人的な話をするならば、アジカンを聴き始めてから初めて買ったアルバムなのだが
今思えば 最初にどんだけ重いアルバム買ってんねん! と当時の自分にツッコみたい。

ただ音楽的には、ソルファや君繋あたりから入った自分的にアジカンのイメージを損なうことなくすんなり聴けた記憶がある。

旅立つ君へ

アジカンって頻繁に「ふさぎ込んでなんかいないで、外に出て世界を見なさい」といったニュアンスの歌詞を書くんですよ。
とにかくそう言い続け、背中を押しまくっているのがこの曲。

誰しも「もう嫌だ」とか「何をしたって無駄だ、誰も味方だと思えない」とか思ってふさぎ込みたくなった(ふさぎ込んだ)経験はあると思う。
それを否定せず受け入れ、残る傷を背負ったまま世界へと旅立とうと言ってくれているのだ。

「ネオテニー」とのつながり方がまたいい。
過去に受けた傷を背負ったまま旅立ち、その先で何を見たか…そんなイメージを与えてくれる。
なんならこの後の曲でほぼ世界一周(宇宙も)してるので、そのスタート地点と呼べる曲でもあり、この曲がないとアルバムのコンセプトが崩壊してしまうかもしれない。

買った当初は「ネオテニー」のほうが好きだったが、以上のような理由がありこちらをピックアップした。

No.9

沖縄であった戦争の過去を追想し、主人公が涙する曲。
ラスサビの「滲むこの目は もう何も見えないな」を歌おうとすると泣けてきて声が出せなくなる。
歌詞的には原爆のことを示しているともとれるので、(ネオテニーで広島に居るから長崎?)とか思ったこともあった。

ライカ

月の調査のために打ち上げられた人工衛星・スプートニク2号に乗った犬であるライカの名前がそのまま曲名となっている。

イントロからゴッチの豪快なシャウトが聞けるが、その後もことあるごとにゴッチはシャウトを行う。
これ個人的な解釈だけども、どんどん熱くなる機内で 誰もいないのに助けを呼んでひたすらに吠え続けたライカの鳴き声を現しているのではないか?
そんなことを考えた結果、これまた泣けてきて歌えなくなるのであった。

2枚目「マジックディスク」

アジカンを聴き始めて2枚目に買ったアルバム。
「ソラニン」があるから、という理由で買ったものの、見事にほかの曲にドハマりしてしまった。

この辺でコンセプトアルバムなるものを知ったし、面白いなと思った。
昔からCDは最初から最後まで流すタイプだったので、曲の流れ方を聴きとるのは好きだったわけで。
そうなってくると、このアーティストが伝えたいことは曲の歌詞以外にもある、と考えることができて面白い。

マジックディスクの中でひときわ目立ったインパクトがあり、一聴してハマった記憶がある。

「サーフ ブンガク カマクラ」の後に続く、アジカンとしての新たなパワーポップとして大きく印象づけた感がある。

マイクロフォン

こちらも前述と同じく、アジカンとしての新たなパワーポップ感。
シンセサイザがとてもいい仕事をしているのと、きれいなメロディライン&コーラスが気持ちいい。
俺がベースボーカルでコピーしたときに、いつもギターボーカルやってる人にはコーラスを頼んだ。めちゃくちゃ楽しかった。

青空と黒い猫

いやもうね、泣くよね。
アジカンって時折 緩やかな雰囲気の曲で泣かせに来ることがあるんですが、この曲はそのパターン。
それでいて、シャウトして歌い上げて泣かせるパターンも混在している。
最高。

3枚目「ファンクラブ」

アジカンをある程度聴いている方の殆どは好きなアルバムにこれを挙げるのではないでしょうか。
「ソルファ」までの直線的なロックナンバーとは打って変わって、全体的に暗い雰囲気、リズム隊の変貌ぶりなど当時は様々な感想が飛び交ったそうです。

嫌なことがあると このアルバムを聴きこむの、あるあるなのでは?

聴けば聴くほど、全ての曲のイメージカラーが「黒」なんですよね。

正直言うと全曲解説したいくらいなのですが、歯を食いしばりながら3曲に絞ります。

暗号のワルツ

導入として完璧と言わざるを得ない。
伝えること、繋がることを目指していたのにここでは「君に伝うわけはないよな」。
世間と自分の音楽性(メッセージ性)との乖離をこれでもかと突き付けてくる。

「誘いのカイト」は分かりやすく消費されがちな音楽、
「群れる三人称」はそれに群がる人たちとそれらが放つ自分に対する言葉、
「拙い方法で満たす感情と君の体温」はとにかく叫んでおけばいいんだろ、的な売れる音楽への批判と
それを実際に作ってしまっている自分への揶揄。

以上のように解釈したが、みんなはどうだろうか。
誰かと分かり合えないときにはこの曲が荒々しくも寄り添ってくれることだろう。

バタフライ

「ファンクラブ」それぞれの曲が持つ感情をぎゅっと詰め込んだような曲。
主人公のふさぎ込み具合が半端じゃない。

イントロのギターだけで
夜の暗闇と、その中で光る街頭の光景をイメージさせるのが天才。
1回目のAメロの後と、サビ後に静寂がくるのが好き。

何回も何回も心折れてるんだよ。それでいても
その時の感情を忘れないで…「真冬のダンス」とリンク
ずっと繋いでいて…ここまでふさぎ込んでいても繋がることを諦めていない
このあたりの必死さが伝わるよね。
でも心は折れる。

タイトロープ

10曲をかけて回り道に回り道を重ねた結果、
「結局意味なんてないんだ、それに気づいたここが始まりさ」
と、ある種の諦めをもって一歩踏み出す。

「嫌なこともあるだろうけど良いこともあるよ」的な安いメッセージでは全く響かない、
俺みたいなひねくれ者には刺さる曲ではないか。

この曲をもって自らが持つ暗闇と踏ん切りをつけて未来を見始める。
まさに「ファンクラブ」の最後に相応しい曲。


以上です。ありがとうございました!!
個人的な解釈・考察も織り交ぜて解説していきました。

いやぁだいぶ久しぶりになってしまいました。
現実が忙しかったのもありますが、いろいろと書きためているものもありまして。

やはり勢いのまま書かないとこういうのは出せるレベルまでいきにくいですね…💦

みんなもアジカン聴いてね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?