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ブランクーシ展に行ってきました。

アーティゾン美術館は、予約入場制なのでいつも混雑なく見られる上、建物も洗練されているので大好きな美術館です。

初めて彫刻の美術展に行ったのですが、最初はちょっと戸惑いました。
何が置かれているのかわからず、右往左往。作品リストと照らし合わせながら回ります。
(結構そんな人が多かったです)

小さな子どもがブロンズの作品を「キレー!」「光ってる!」と楽しげに見ていました。そんな素直な感想で、いいんだな、と心が和みます。


キャプション頼りに見ていくのも芸がないですが、そのもそもそのキャプションが少ないので戸惑いながらも、「魚」という作品が私は素敵だなぁと思いました。
あとパンフレットのキービジュアルにもなっている「雄鶏」。
ブランクーシの真っ白な「アトリエ」は静寂さを感じましたし、飼っているわんちゃんにも白い服を着せていた、と言うエピソードには驚きました。


あと、マルセル・デュシャンと交流があったようですね。
デュシャンのトランクの箱がありました。

階段を降りる裸体?でしたっけ。あれを見て、「あ!アートスクールで勉強したやつだ!」と思いました 笑 ミニチュア便器が可愛いんですが‥笑

人気の「接吻」は0距離の接吻でなんだかほっこりした可愛らしさもあり、見に行ってよかったなぁと思いました。


このチケットで同時開催されている、清水多嘉示の展示とコレクション展にも行きました。
新しく美術館が所蔵することになったと言うアンドレ・ドランの「女の頭部」

浅井忠 「グレーの洗濯場」

が、素敵だと思いました!

ウィレムデ・クーニングの「一月」

思わず写真を撮らせていただきました。これはかっこよかったな。
ジャクソン・ポロックのような作品は、正直好き嫌いが分かれると思いますし、
私も「お、良いな」と思うものと、「う〜ん?」と感じるものがあります。
この「一月」は結構好きでした。

好きという言葉の解像度が低すぎて、稚拙な記事になりましたが、美術館に頻繁に行くようになって2年。ようやく、「なんかよくわかんないもの」→「これいいね」と感じて、二度三度、同じ作品を味わう機会も増えました。
初心者にありがちなことで、気がついていなかったことは、「名画」を一度見て満足しちゃうところなのかな?と思いました。
それを見に行く、と言うよりかは、流れてる間に「あ、これ知ってるわ」と思って立ち止まる、味わう、が数回繰り返されると、1度目とはまた違う印象を受けるのではないかと思います。これが「鑑賞」なのかなと。

そう言う意味で、常設展っていいですね。
アーティゾン美術館のコレクションは、結構好みなので、また行きたい♩

まだ先ですが、毛利悠子さんの展示も予定されているようでした。
とても楽しみです。

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