ねじる

みじかい話。ごみ集積場をそうじしているごみじじいです。

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最近の記事

上流家庭の話

たった今、奥さんとの家飲みが終了しました。僕は左のアルコール9%のほうを飲んだので、今ぐらんぐらんしています。 片付けるのは僕なのですが、いつも気になることがありまして。奥さんの空き缶だけ、空き缶じゃないのです。意味わかんないと思うんですけど、いつもちょっと中身が残ってんの。缶を振ってみると、チャポチャポと音がします。「まだ残ってるよ、もったいないよ」とひとこと申し上げ、ブツブツ言われながら「最後のひとすすり」をしてもらうのです。 突然ですが僕は上流家庭で育ちました。母ち

    • タクシー会社の事故係の経験から見たあんしんな自動車保険の話

      昨年末までタクシー会社の運行管理者をしていて、事故の現場対応に何百回と出動しました。 現場での僕のミッションは、事故相手など関係者の情報を取ったり、今後の交渉がスムーズに行われるようその道すじを伝えたりすることです。 「スムーズな交渉」というのは、こう言い換えられます。 「我が社の保険会社と、相手の保険会社の交渉」 金銭面については事故のプロ(保険会社)同士に交渉してもらい、素人である我々は口を出さないほうがいい。それはたいへんな労力だ、ということです。 このツイー

      • タクシーの配車係さんはたいへんの話

        タクシーの配車室には「○○の交差点に1台」っていう電話がしょっちゅう入る。だけど、交差点への配車依頼って難易度がかなり高め。 ・交差点のどっちの角? ・もうそこに立ってる?タクシーは待てないよ? ・他のタクシーが通ってもガマンして待っててね? このへんがクリアにならないと乗務員さんも向かってくれない。そもそも交差点から5メートル(クルマ1台分)は駐停車禁止。 https://twitter.com/dajiitube/status/1234991265982205958

        • 包丁振り回すコロナウイルスの話

          なにって「感染防止の方法はインフルエンザウイルスとおんなじ」ってのがありがたいよね。 外から帰ったら手を洗って、うがいして、手指消毒して。マスク着用も含めてしなきゃいけない圧力が各所から感じられるこの2月、インフルエンザにかかる人が少ないよっていう話が聞こえてくるのはみんな徹底してるんでしょう。 僕のようなものぐさ人間たちが「コロナ怖い」言いながら手を洗ってるなんて、なんというなまはげ効果。めっちゃ怖がられてこんな効果を発揮するコロナ捨てたもんではない。わり子はいねがー。

        上流家庭の話

          喫茶店のひとの賃金の話

          近所の喫茶店に行きたいな、どうしようかなと逡巡している僕です。 食事とコーヒーを頼めば文句なしだろうけど、コーヒーだけ350円でどれだけ居ていいものかというのは考えるところです。 カウンターを挟んで30分相手をしてもろたらお母さんの時給が700円になるそれは最低賃金を下回っている。サービス業のひとに廉価でサービスを強要するってのはできない。なら15分で帰るにはどうしたらいいか、猫舌にはアイスコーヒーしかない。 今日もうだうだと行かずに終わりました。たぶん行くと解決する。

          喫茶店のひとの賃金の話

          ドラッグセイムス黒髪店がんばれの話

          マスク不足でインターネット上では価格が高騰してるっていう問題。 「高い!転売で儲けてる!」という気になってしまう僕ですが、稀少になってる商品が高値になるのはたぶん自然なことだと思うので、なぜ拒否感が出てしまうのか、理由を考えてみます。 気に入らんと思うたのの理由として、定価があるものは定価で販売されるのがとうぜん、と僕が思っていることもあるかも。 野菜なんかは定価が無いので、たとえば雨ばっかりできゅうりが不作なときは、ひょろっとしたのがいつもの倍の値段しても「しゃーない

          ドラッグセイムス黒髪店がんばれの話

          素人がBARの経営に口出す話

          BARって行きますか。僕にはお気に入りのBARがあるんですがはるか埼玉でして。遠いっす。 なかなか通えない1,330kmの距離なんですけどマスターが渋い声で「あちらの方からです」とほほ笑むオシャレなおごりプレイ、情報科学が発達した現代では熊本に居ながらできるんです。ま、PayPayで送金、ちゅうことでして上のDMも送りまして、そこにちょっといいアイディアが浮かんだんです。 「方位を示したポスターをお店の天井に貼る」というものです。メリットは3つあります。 ・お客

          素人がBARの経営に口出す話

          子どもころがしの話

          子ども、かわいいですよね。いや、ウザいってひともいるはず僕も若い頃そうだった。 しかし「ほめたら調子に乗る」ちびっ子アルゴリズムをつかんでしまうと、「すごーい」の一言でさらにぐいぐいアピってくる子どもに目を細めずにはいられません。 うちの夫婦がいちばん身近なちびっ子は大分の姪っ子。上の画像は近所の河原の擁壁でボルダリングデビューを果たした勇姿でございます。 アドバンスドちびっ子アルゴリズムについても語らせていただくと、「ほんとにできるの?」「それマジで?」「うっそー」な

          子どもころがしの話

          近所の喫茶店は公民館だった話

          すぐ近所に喫茶店があるんです。歩いて1分の大通り沿いに「カレー」「定食」ののぼり、入口にはいつも「営業中」の札が下がってて。外から店内をのぞくんだけど、中は薄暗くてよく見えない、お客さん来るんだろうか、そもそも営業してるんだろうかと心配していたのです。大変しつれい。 行って見て、結論。32年お店をやってるお母さん、めっちゃ人気もの。お母さんお店で出会った人たちとの交流で充実人生。うらやままぶしい。 「こんちわー」喫茶店の温度感、距離感が分からない僕は、それに近いと思われる

          近所の喫茶店は公民館だった話