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2020年天皇杯決勝分析

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2020年の天皇杯決勝の分析記事をマガジンにしました。⑴では、前半45分と鹿島アントラーズについて中心に書いています。⑵では、後半45分とヴィッセル神戸について書いています。よろ… もっと読む
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【天皇杯分析⑴】30年古い鹿島と新しい戦術への展望

本記事は、2019年元旦に新国立競技場で行われた第99回天皇杯決勝の分析記事である。結果を見れば、2−0でヴィッセル神戸が記念すべき初優勝を飾り、クラブ創設25周年とダビド・ビジャの引退に花を添えた。この記事では、試合の分け目となった前半を中心に鹿島の敗因と神戸がとった戦術の優位性を分析する。 試合後半とヴィッセル神戸に関しては、続きの⑵に書きましたので、よろしければ以下の記事もご一読ください。 【両者のフォーメーション】鹿島はいつも通り、4-4-2で試合をスタートさせた

【天皇杯分析⑵】ヴィッセル神戸−戦術の結実と課題−

この記事は、前記事「【天皇杯分析】30年古い鹿島と新しい戦術への展望」の続きである。本記事では、前記事でも取り上げた前半における神戸の戦術の優位性に関して振り返りつつ、後半45分の戦い方とそこから見えてくる神戸の試みの結実と課題に関して分析する。 前記事では、戦術的な優位性を活かした神戸が2点を決め、勝負を分けた前半について分析し、鹿島の戦術的な問題点と今後の展望について記しました。もしよろしければ、こちらもあわせてご覧ください。 【前半での神戸の戦術の優位性】ここでは、