写真たちと暮らす
私は昔からアルバムを見るのが好きだった。
まだスマホなんてない時代、キャンバス地の分厚いアルバムを開くと小さな自分はもとより、産まれる前にタイムトラベル出来て楽しかった。
まだ若き両親は、時代を意識した髪型やファッションでキメ顔をし、祖母はきちんと着物に身を包んでいる。
親からは、何回見れば気が済むんだと苦笑いされたが、それでも飽きることなく開いていた。
色々あり、残念ながらそのアルバムたちはもう手元にはないが、三冊あったアルバムの表紙の色や書き込まれた文字、少し茶けてきた白い台座など今も記憶には残っている。
そして時代は変わり、私はスマホの中のたくさんの写真を毎日持ち歩き、写真たちと暮らしている。まぁ仕事関係の写真以外は大抵、ご飯の写真やら花の写真やら、他愛ない写真やらが主だが。
そんな写真を一部紹介。
ちなみに表紙の写真は伸びすぎた豆苗。
ちょっと目を離した隙に寝癖をつけて伸びまくるおそろしい奴だ!
この後全部刈り取り、鍋に入れて美味しく食べてやった。ワイルドだろぉ〜。
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