猫のしっぽは青い

仕事と不妊治療の両立に、日々奮闘中のaround40。  時間差投稿/治療歴2年/転院…

猫のしっぽは青い

仕事と不妊治療の両立に、日々奮闘中のaround40。  時間差投稿/治療歴2年/転院2回/ 一般婦人科 → 専門(高刺激) → 専門(自然周期)

最近の記事

不妊治療#15 自然周期のクリニックに転院する〈後編〉

期間が空いてしまいましたが、前回の続きです。 精子検査の結果は説明会後、精子検査(自費)の予約を取りました。 知らなかったのですが、今まで採卵前に実施していたのは精"液"検査で、内容はまったく違います。 2パターンの方法で選別して、より的確な選別方法を見分けたり、 超高倍率の顕微鏡で、精子の頭部空砲や尾部異常がどれくらいあるか見極めたり コンピューター解析で精子一つ一つを追跡して運動能を調べたり(凄) 国内で実施できる精子検査は、ほぼ網羅されているそうで。 詳細は理解で

    • 不妊治療#14 自然周期のクリニックに転院する〈前編〉

      気合い入れて書きましたら長くなってしまったので(笑)前後編に分けます。 再び、転院を検討する3回目の移植が化学妊娠の結果となり、ズドーーンと落ち込んだ翌日。 転院しようかな…と、以前より気になっていたクリニック(鍼灸院で紹介された自然周期治療先)を調べ始めます。 それまでは正直、自然周期の治療というと 卵子が取れるかどうか、もはや賭け! 通院回数が多くてコントロール出来ない! というイメージがあって、選択肢にも入れていませんでした。 というか、年齢的に高刺激しかありえ

      • 不妊治療#13 民間医療保険の給付金が出た話と雑談

        しばらく更新が空いてしまいました。 想定外に待機期間が出来てしまい、あまり不妊治療について考える気になれずにおりました。 ※ネガティブな話ではないのですが 風疹抗体の話(ぼやき) 妊活を始めるときに風疹抗体検査を受け、基準値をクリアしていたはずなのですが… 2度目の転院先で再検査したところ、抗体値が落ちていたのです(?!) 検査方法が2つあり、それぞれのクリニックで別の方法を取っているようでしたが、それにしても そんなことある?! まさに青天の霹靂ってやつでした。 ご

        • 不妊治療#12 移植3回目、小さな一歩

          胚盤胞が2つ揃ったので3回目の移植に進みます。 先に書きますと、結果は化学妊娠。これを気に、再度の転院を検討することになります。 移植から判定までそんなに昔の話ではないのですが、化学妊娠がショックだったこともあり、記録を取りそびれています…… 曖昧な点もありますが、ご了承ください。 以前テープ被れがあったことから、移植周期の薬は ・エストラジオール(ジュリナのジェネリック) ・エストラーナジェル ・ルテウム膣剤 膣剤は前回までウトロゲスタンでした。 1日3回投与が地味に

        不妊治療#15 自然周期のクリニックに転院する〈後編〉

          不妊治療#11 ほぼルーティンの採卵4回目

          今までとあまり変わりなく、ほぼルーティンをこなしたよう状態なので、サクっといきます。 採卵4回目Day2(生理2日目)で再診。 デュファストン、フェマーラ、ゴナールエフ開始。今回も採卵周期で使う薬剤に変わりはありません。 Day13くらいに採卵予定と言われていましたが、成長が遅れ気味で最終的にDay16で実施に。 振り返ってみると、前回も遅れたような… 当日もいつも通りの流れで無事に終了。 今回はルートが空いてたようで、鎮痛剤は点滴でした。 なんだかこの日はとてもお腹が

          不妊治療#11 ほぼルーティンの採卵4回目

          不妊治療#10 長い道のり、移植2回目

          あけましておめでとうございます。 本年もマイペース更新になりますが、どうぞよろしくお願い致します。 不妊治療をがんばっている全ての人に、明るい未来がやってきますように。 前回の続き、判定(陰性)までを記します。 採卵3回目の培養結果まずは結果から。 採卵6個 →成熟卵6個 →受精確認4個 →初期胚凍結1個 →胚盤胞凍結1個(4BB6日目) 初めての胚盤胞! グレードは医師からは普通と言われましたが、調べるとあまり良くなさそう……でも、ちゃんと育ったという事実に少しホッ

          不妊治療#10 長い道のり、移植2回目

          不妊治療#9 採卵3回目は慣れたもの

          久しぶりの更新になりました。 「あぁコレがPMSってやつか…」を体感していた次第です。 習い事先で不妊治療の話が出て、泣き、 不妊鍼灸院で施術を受けながら、泣き、 上司に長時間捕まり仕事との両立がキツいと愚痴を溢して、泣き 数日間、涙腺がゆるゆるで、仕事も少し休みました(営業職なので泣き顔で顧客先に行く訳にもいかず) 月経が来ると、どんより曇天だった気持ちが嘘のように晴れて。 ここまではっきりPMSがメンタルに出たのは初めてで、ちょっとびっくりしました。 4回目の採卵後、

          不妊治療#9 採卵3回目は慣れたもの

          不妊治療#8 採卵2回目、泣いた日

          2回目の採卵→培養結果です。 残念ながら、移植まで至ることが出来ませんでした。 採卵2回目 判定結果で陰性を確認したのち、薬を中止、月経1〜3日目までにクリニックへ。 あいだを空けず、すぐに採卵周期へ入ります。 不妊治療はとにかく気が急くので、待つ期間なしに進めることに少しホッとしました。 使った薬は確か ・フェマーラ ・ゴナールエフ皮下注(225→300単位に増えました) ・デュファストン ・ボルタレン ・ブセレキュア ・hcg注射(35.5時間前) 2回目は、なんと

          不妊治療#8 採卵2回目、泣いた日

          不妊治療#7 培養結果、はじめての移植

          体外受精1回目、後編です。 培養結果さて、採卵から1週間後に培養結果を聞きに行きます。 (こちらのクリニックでは電話・メール等で結果を聞くことができません。来院のタイミングは1週間後か、月経が来て1〜3日以内かで選べます) 採卵6個 →成熟卵6個 →受精確認5個 →初期胚凍結2個(成長停止3個) 受精能は問題なし。 なぜ胚盤胞まで育てていないかというと、 高齢のため初期胚2個移植がお勧めと事前に提案があったから。 妊娠率が上がりますが(38歳で40%)、多胎妊娠のリスク

          不妊治療#7 培養結果、はじめての移植

          不妊治療#6 そして体外受精へ、採卵1回目

          体外受精1回目の記録、前編です。 採卵周期、とにかく注射1回目の体外受精の流れは、 採卵→受精/培養/凍結→生理→もう1回ピルでリセット(自然周期の場合)→移植周期 になります。※凍結以降の詳細は次の投稿で書く予定です こちらのクリニックでは新鮮胚移植ではなく凍結胚移植を勧めています。 卵を育てる工程と、子宮内膜を育てる工程を分けて考えるということですね。なので、採卵周期は内膜が薄くなっても気にせずガンガン卵を育てるスタイル。うろ覚えなのですが、投薬は確か デュファスト

          不妊治療#6 そして体外受精へ、採卵1回目

          不妊治療#5 ステップアップを決意するまで

          今回の投稿で人工授精編は最後になります。 合計9回のAIH諸事情で5回目の人工授精(AIH)を実施後、結局こちらのクリニックでもしばらくAIHを継続。前クリニックと合わせて合計9回行っています。 多い方だと思われます。 少しでも早く進めなければ!と思っていましたが、K先生から話を聞き、少し考えが変わりました。 まず、受精卵が妊娠に至る確率の話。 不妊症ではない(かつ高齢ではない)夫婦でも、確率は10分の1なのだそうです。 10個受精が上手くいったとして、ちゃんと育つのは1

          不妊治療#5 ステップアップを決意するまで

          不妊治療#4 専門クリニックに転院する

          ここからは、現在通院している高度生殖医療専門クリニックでの治療記録となります。 クリニックを選んだ理由人それぞれだと思いますが、私は少し先まで予測しておきたい性分なので 人工授精を始めてわりと早い段階で高度生殖医療専門クリニックを探していました。 転院のタイミングは、#2に書いたように人工授精4回を目安に。 自分の今の生活にどう組み込むか? それが何よりの優先事項だったので、 仕事との両立を治療方針の1つにしている(夜間休日診療あり、積極的にホルモン治療) 駅近で最寄

          不妊治療#4 専門クリニックに転院する

          不妊治療#3 シリンジ法について見解の違い

          ご存知の方が多いでしょうか。 シリンジ法。 私は不妊治療を始めた事を友人に伝えた時、教えてもらい知りました。 友人は治療を終えてから知ったそうで、人工授精と併用すればよかったなぁと言っていました(友人は無事に授かったのでオールOK) 医師により見解がまったく違ったので書き記しておきます。 ◆ #1〜2でお世話になった一般婦人科、M先生 「シリンジ法ってなんですか?あぁ…民間療法ですよね。もし中を傷つけてしまって炎症起きたら、人工授精見送りになりますから、そういうのはしな

          不妊治療#3 シリンジ法について見解の違い

          不妊治療#2 痛みを想像する難しさ

          一般の婦人科での治療記録、後編です。 女性にしかない臓器初めての人工授精後、あっさり月経が来てしまいます。 調べてみると、人工授精は4〜6回で授からない場合は次のステップを考えるタイミングのようでしたので とりあえず4回までは様子見をするつもりでのんびり構えていました。 それが2回目以降、困った事になります。 前回と同じくオペ室にて、先生がカテーテル等で準備している時、 「ん?あれ?…ちょっと子宮を牽引しますねー」 え?けんいん?牽引…って引っ張るの? と思っているうち

          不妊治療#2 痛みを想像する難しさ

          不妊治療#1 スタートは人工授精から

          一般の婦人科での治療記録、前編です。 かかりつけ医に相談もともと子宮内膜症の治療で近所の産婦人科に通院していました。 転勤族のため、確定診断を受けた後通ったクリニックは3軒。転院の度、医師の方針の違いで薬が変わり、不思議に思った記憶が(余談) 直近のかかりつけ医M先生は、患者の目を見ないで話すドクター(笑) 語り口は優しく、質問も面倒臭がらず聞いてくれるので、これはもう相性だと思いますが私は嫌いじゃありませんでした。 そして看護師さんはみんな採血が上手。 痛くない…これ大

          不妊治療#1 スタートは人工授精から

          不妊治療#0 前置きのようなもの

          不妊治療について調べるとき "アラフォー""高齢出産""働く女性""◯◯……と、キーワードを足して検索することが多いのではないでしょうか? 治療の進め方が、まさに十人十色だから。 年齢も、不妊の原因も、通院の環境も、家族の状況も、かかりつけ医師の方針も、本当に様々。 なので、自分と似た背景の人はどんな風に治療を進めているのか気になる… いくら探したとしても、その人と私は別の人間なんだけれども。 それでも、「そんなこと知らなかった…もっと早く知りたかった!」を 1つでも減らし

          不妊治療#0 前置きのようなもの