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ドラマで語学は勉強できない?

こんにちは、中の人です。

良く「どうやって中国語を勉強したのですか?」と聞かれます。
するとやはり「中国のドラマ」と回答しているのですが、だいたい
「中国のドラマで勉強なんかできないでしょ」と言われます。

が。。。本当に私はドラマを見て勉強していました。
ただ、ただ単に見ているだけでは全然何も起きません(笑)
私は見る回数も、調べる時間も、かなり時間をかけてやっていました。

何故ドラマだったのか

中の人が中国天津に留学した当時の約20年前、中国人の学生はまだ自由に留学できませんでした。
それでも日本語を上手く話せる学生は多かったし、皆留学経験は有りません。そこで「なぜそんなに日本語を話すのがうまいのか?」と聞いてみると、ほぼ全員の学生が「日本のアニメか連ドラが好きなので、見過ぎで」という答えが返ってきたんですね。
だったら自分でもやってみたらいいのではないか?と思ったんです。それが始まりでした。

再放送し放題で見やすい連ドラ

当時、中国の昼間の番組はだいたいドラマの再放送かテレビショッピングのようなCMのオンパレードで、人気ドラマとなるとどの局でも数日差で別の局で放送していました。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、当時は有線のカード(月額20元前後)を購入してテレビや受信機にカードを挿入すると、一部を除いてご当地テレビ局+中国ほぼ全省のテレビ局が見れるシステムでした。
なので、その有線テレビの契約状況によっては60とか70のチャンネルが見られ(CCTVだけで確か13-14個のチャンネルがあった)たんです。

だいたい昔はCCTV8で19時のニュース後の時間帯に放送されるドラマが人気で、後追いでそれをどこの局も放送していました。
なので。。。録画ツールがない留学生はこのメリットを利用するしかありません。当時番組表は有ってないようなもので、自分で見て確認していきます。

まず。。。。CCTVのドラマで見たいドラマに見星を付け1回目はCCTVで見ます。そして、昼間にどこの局が何時から放送してるかリサーチしてメモリます。だいたい当時はドラマ一本30-50話、1日2話放送が多かったので、毎日放送した上で更に週末5話づつ一挙再放送している局もあり、それも自分でチャンネルを替えながら実際に見て調べます。

最初はこうやって見ていく必要も有りますが、慣れてくるとだいたいどこの局が平日の昼間に前日夜のドラマ再放送してる、とか そこの局は週末一括再放送やる、というのが分かってきます。
なので。。だいたいCCTVの本放送に加えて他局の放送を3-4回全部見る、というのがスムーズにできるようになってきます。

単語調査は入念に

2度ほど放送を見たあと、最初は前後のストーリーから意味を推測しますが、それでもわからない単語を書き出して調べます。
そして、参考文例などで使う場面も覚えます。
できれば中中辞典を使います。

それからまた見る

単語を調べたら、また再放送を見ます。そして単語含め、良く使う会話を覚えて行き、実生活で使えるようにしていきます。

これの繰り返しで、基本的な会話はわかるようになりますし、 リスニングもかなりレベルが上がりました。
ただ、ある程度の単語力と文法力がないと難しいし、いきなり時代劇などの調べないと知らないような単語のオンパレードのドラマは避けたほうが無難です。

まとめ

①中国のドラマは一話を何度も見る
②わからない単語はすぐ調べない。前後のストーリーから意味を推測し、それでもわからなければ調べる
③辞書を使う時は極力中中辞典がオススメ
④調べた単語や会話を実生活で使ってみる
⑤最初は現代劇のドラマを見よう

以上、ご参考まで

本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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