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やぁルーキー君。君の活躍期待しているよ。「DEMON X MACHINA」」

傭兵諸君。おはよう。
今宵も朝日が美しい。
どうやら無事に夜を越せたようだな。
何よりだ。君たちはこの惑星を守護する
貴重な"資源"であり"消耗品"だ。

早々に命を枯渇されては困る。
まぁそう容易くやられる様では"傭兵"など
務まらないがな。

月の落下からこの星は敵性AIによる侵攻が
続いている。
我々は敵性AIを"イモータル"と呼び
何処も戦場と化した。

かつて美しかったこの星は今や見る影も無い。


おや?君は…新人か。

どうやら我が"解放旅団"に入隊したいようだ。
構わぬ。来るもの拒まず去るもの追わず。

今のこの戦場には君の様な"資源"は大変貴重だ。
どれ…顔写真でも見せてくれたまえ。

これでいいかね?何せ我々は様々な
ネーションと協力関係にある。

君1人だけなら好きな格好をすれば良いが、
外見は信頼される第一歩だ。

写真は慎重に選びたまえ。

ふむ。良かろう。
では次フェーズに移行しよう。

君の面倒はこの「フォー」が見る事になる。
「フォー」は君達傭兵のサポート用に作られた
サポートAIだ。

君の旅団の中心にある柱が見えるだろう?
それが"フォー"だ。覚えてくれたまえ。

フォーはあらゆる事をサポートする様に
進化している。
ミッションの受注から詳細、
出現する敵性AIのタイプまで
全ての情報を君達に提供する。

時にはミッションの報酬の上乗せ交渉にも
応じてくれる。

頼ってくれて構わない。信頼に値するAIだ。
フォー無しには戦場で生き残る事など不可能だと
理解した方が身の為だ。


傭兵諸君には、その身を持って自ら戦場に
赴き、生身で戦わねばならない局面もあるだろう。しかし安心したまえ。

多くの場合君らには「アーセナル」と呼ぶ
機体が提供される。


アーセナルはとても高価で戦場でダメージを受けると破損する事もある。

申し訳無いが、その時は君らの"自費"で修理して
もらう事になる。

なに、必要経費は君らのミッション達成時に
支給される報酬から差し引かれるので面倒な
手続き等は全て"フォー"に任せたまえ。


では習うより慣れろ。だ。

なに、いきなり実戦か?だと?
当たり前だ。我々傭兵にはのんびりと
訓練しているヒマはない。

任務開始時刻までに準備を完了し、
出撃に備えておけ。

"心の準備"などは置いていけ。
そんな物は死を招くだけだからな。


が。私も悪魔では無い。
テスト試験管として腕の立つベテラン傭兵を
配属しよう。

彼らとは今後共長い付き合いになる。
仲良くしていて損は無いだろう。

傭兵の数は日に日に減りつつ在る。
それがどう言う意味か分かるだろう?

腕の無い物は塵となり
星に吹き荒ぶ嵐に流されてゆく
だけだ。

生き残れたければ
彼らとの共存も意識したまえ。


では戦場での振る舞い方を教えよう。

正直に言うが、アーセナルの操作は
一朝一夕で身につく物では無い。

複雑な神経回路を身体に直接繋ぎ、
君の思うがままに動かせる様になるには
血の滲む努力と高額な人体改造が必要になってくる。

あっさりとやられない様
せいぜい足掻いてくれ。


アーセナルは複雑に変化していく戦場に
適正する様に調整してある。
武器も両手・肩・背面、
そしてパイロンに格納出来る。


しかし。身を守るのはテクノロジーでは無い。
自身の鍛錬と的確な判断力がものを言う。

機体が破損しそうになったら
迷わず回復しろ。

ただ、こちらが用意出来る回復ポイントにも
限度がある。用意出来ても精々3つ迄だ。

使い時は慎重に判断するのだ。

そうだ。すっかり抜けてしまっていた。
私も歳を取った様だ。

アーセナルは武器を"現地調達"出来る。
例えハンガーで出撃準備を忘れても
戦場ではあらゆる物が武器となる。


敵性AIを掴み、投げ込む事も出来るし
何だったら
鉄パイプや標識でさえ武器にする事
出来る。弾薬が尽きたからと言って諦めては
ならない。


敵性AIの中には我々と同じくアーセナルタイプの
出現も見受けられる。

非常に手強い相手だが…
上手く撃墜する事が出来れば相手の装備を
奪う事も出来る
ぞ。



一体につき一つだけだが…
アーセナルに装備枠が空いていればそのまま
装着する事も出来る
し、余裕が無ければ
ハンガーに送る事も出来る。

中にはとても貴重な装備を抱えているアーセナルもいるので、撃破したら必ず回収する事を
おススメする。

まぁ君が「その腕だけで生き残る」自信があるのなら、この限りでは無いがね。

回収した装備はリザルトで一覧が表示される。
ハンガーには限りがないので好きなだけ装備を
集めておくが良いだろう。

集めすぎると見つけるのも一苦労だがね。
必要のない装備は売却する事も出来る。

貴重な資源だ。有効活用して
アーセナルの強化に勤しみたまえ。

君に提供されたアーセナルは君の物だ。
自由にカスタマイズしてくれて構わない。

ペイントだろうとカラーリングだろうと
優秀なメカニックがすぐ様
ワガママな君の要望を叶えてくれるだろう。

そうそう。敵性AIの中にはセンスのいい
"グラフィティ"をつけている事がある。

"グラフィティ"はその場でスキャンする事
可能だ。スキャンすれば"デカール"として
君のアーセナルに貼りつける事も叶う。

興味があるのなら探してみると良い。
アーセナルは君のセンスも問われる。

各旅団に君の存在を見せつけるのに
最適だろう。

見た目でも戦果でも
君ら新人君が活躍してくれる事を願っているよ。

戦場での戦いに疲れたのならば、
ミッションをこなして戦果を上げれば
アイスクリームパーラー」を提供しよう。

ご機嫌な店員が君らの来店を待っている
事だろう。

シングルでもダブルでもどちらでも好きな方を選べ。中には特別な"効果"を発揮する組み合わせも存在している様だから、探してみるのも一興。

君達人体に直接作用するものから
アーセナルの挙動に関係するものまでさまざまだ。これから向かうミッションに合わせて
アイスを選ぶ事が戦場での生存率を上げる事になる。

戦いは始まっているのだ。

以上だ。後は君自身の手と頭で考えたまえ。

我々が戦う理由…?
フフフ…いささか喋り過ぎたかもしれんな…。

それでは私はこれで去るとしよう。

最後に

生きろ。

何としてでもだ。
それが傭兵たる君らに課せられた
最大のミッションである事を忘れるな。

命は消耗品だ。無限にあるわけでは無い。

どんな局面に置いても生き抜く事だけを
意識していろ。

そうすれば自ずと道は開かれる。

…今日の私は良く喋るな。
どうやら君が気に入ってしまったらしい。

期待しているよ…ルーキー君。



今回のお話しはおしまいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます♪

終末xSFxコザキユースケ氏の描く
キャラクター達が醸し出す独特の世界観。

たまんねーです。

以前遊んでいたSwitchでは終盤まで進んでいたのですが、今メインで使っているSwitchではセーブデータがありません!とのこと。

なんと「セーブデータお預かりサービスに対応していなかった!」…

また最初から!?
なんか最近このくだり多いな…べつに良いけど!

機体物、コザキユースケ氏、SF好きな方には
おススメの作品です!お楽しみあれ!!



ケでした〜。



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